【一般選抜】埼玉県立大学の面接は何を聞かれる?対策方法は?

松田勇一
監修:松田 勇一アイプラスアカデミーディレクター / 指導歴25年 大手予備校や武田塾等の責任者を歴任後、現在は大学受験専門予備校と看護学部受験専門の予備校を運営。朝日新聞グループ『マイベストプロ愛知』認定の教育のプロとして、毎年多くの受験生を看護学部合格へ導いている。

埼玉県立大学の一般選抜前期日程で実施される面接試験について、直近2年間の質問内容を学科・専攻別に詳しく解説します。

面接時間は10分程度ですが、「本学で学修するための水準を満たしているか否か」を判断する重要な試験であり、共通テストや小論文の得点に関わらず不合格となるケースもあります。

本記事では、看護学科・理学療法学科・作業療法学科・社会福祉学専攻・福祉子ども学専攻・健康情報学専攻・検査技術科学専攻・口腔保健科学専攻の各学科で実際に聞かれた質問と、面接官が求める回答のポイントを徹底解説します。

また、埼玉県立大学の過去問の入手方法については「埼玉県立大学の過去問の入手方法と活用方法」の記事をご確認ください。

この記事でわかること
  • 埼玉県立大学の面接の過去の質問から傾向がわかる
  • 面接で求められる考えや視点がわかる
  • 埼玉県立大学の対策方法がわかる
埼玉県立大学受験予定の皆さん・保護者さま

アイプラスアカデミーでは、共通テスト終了後から一般選抜前期に向けての埼玉県立大学の小論文と面接の対策を行なっています。

くわしい内容をご確認されたい方はアイプラスアカデミーのLINEよりお問合せください。

埼玉県立大学の面接の傾向

試験時間10分程度
形式個人面接
面接官2名
評価方法段階評価(点数化なし)
埼玉県立大学の面接の基本情報

埼玉県立大学の小論文試験は、10分という限られた時間の中で志望理由や大学生活の展望、卒業後のビジョンなどを答えていかなければなりません。
そのため、質疑応答では「端的にわかりやすく」まとめることが自身の思いや魅力を伝えきる鍵になってきます。

また、埼玉県立大学は募集要項の中で以下のようにして面接試験を位置付けています。

5)小論文及び面接試験(調査書等含む)の配点
(ア)小論文 100点
(イ)面接 本学で学修するための水準を満たしているか否か確認します。
※面接試験で「否」となった場合には、大学入学共通テスト及び小論文の点数に関わらず不合格となります。

埼玉県立大学2026年度 学生募集要項【一般選抜】

上記のように面接試験は一般選抜の中で最も大きく、かつ直接的に合否に作用をしてくる試験になります。

実際に例年「共通テストはボーダー以上、小論文も最低限の点数の獲得で合格圏内だったが不合格になったというような事例もあります。

それだけ埼玉県立大学において二次試験、その中でも面接試験は評価の比重が大きいということです。

そのため、共通テストがボーダー以上になったとしても油断は禁物です。

面接は入学者としての資質を見極める最終関門!

埼玉県立大学保健医療福祉学部はアドミッションポリシーとして以下を掲げています。

アドミッションポリシー

・高い専門知識、技術の習得に必要な基礎的学力
・保健医療福祉の分野における学術的探究や実践的活動に取り組む意欲
多様な人々と関わり合うことのできる基本的なコミュニケーション能力

本学はこれらを学力試験、小論文、面接試験等を通して総合的に判断し、保健医療福祉の様々な専門分野で活躍するための出発点に立つにふさわしい向上心をもった人々に、広く門戸を開きます。

引用元:埼玉県立大学 公式HP

大学側はこれらを共通テストや小論文だけでなく面接を通じて総合的に判断し、保健医療福祉の様々な専門分野(看護・リハビリ・社会福祉・検査・放射・口腔科学)で活躍するための出発点に立つにふさわしい人々を求めています。

埼玉県立大学の面接の過去の質問

埼玉県立大学は全学科・全専攻共通で「個人面接」の形式をとっています。
ここでは代々木ゼミナールがまとめた内容をもとに、各学科ごとで実際に聞かれた質問を何点かピックアップして紹介をしていきます。

学科・専攻ならではの質問もありますので、ぜひご確認ください!

全学科・専攻の共通の質問

質問ジャンル詳細な内容意図・共通ポイント
1. 志望動機・きっかけ・埼玉県立大学を志望している理由
・志望動機と本学を知ったきっかけ
・本学の教育目標についてのあなたなりの解釈
「なぜ他大学ではなく、埼玉県立大学なのか」という明確な差別化が全学科で求められています。
2. 学びの計画・意欲・大学で学べることはなにか
・本学のカリキュラムで興味のある授業はあるか
・高校と大学の勉強の違いについて
入学後のミスマッチを防ぐため、大学のシラバスや学習内容を事前に正しく理解しているかが問われます。
3. 専門性・職業観・その職種(看護・理学・検査等)に必要な専門知識や技術とは何か
・医療と社会がどう連携していくべきか
・口腔の健康が全身の健康に繋がる例
志望する専門職の役割や、最新の医療・社会ニュースに対する自分なりの視点があるかを確認されています。
4. 自己分析・対人能力・コミュニケーション能力をどうつけていくか
・意見が食い違った時の対処法
・部活動や学校生活で頑張ったこと、身につけたこと
医療・福祉の現場で不可欠な「他者と協働する力」や、困難に直面した時の「解決能力」を過去の経験から探られます。
5. 社会貢献・将来像・卒業後、どのようなところで働きたいか
・将来、どのように社会貢献したいか
・地域住民と協力して問題を解決する場合の行動
大学卒業後、専門職としてどのように社会や地域(特に埼玉県など)に還元していくかの具体像が問われます。
6. 導入(アイスブレイク)・本学までどうやって来たか
・昼食は食べたか
・緊張しているか
どの面接でも最初に行われる、リラックスを促しつつ、基本的なマナーや受け答えの自然さを見る質問です。

看護学科

看護学科は傾向としては専門性や人間性など多岐に渡った観点から受験者の入学者や医療従事者としての資質を評価していきます。

過去の入試で聞かれたのは以下のようなことについてです。

  • 理論(論理)と実践についてどう考えるか
  • 看護における専門的なもの(知識・技術)とは何か
  • 医療と社会がどう連携していくべきか
  • 〇〇の魅力(個人の経験)

質問の特徴としては、「看護とは何か」という本質的な問いや、理論をどう現場に活かすかという思考力を問う傾向があります。

理学療法学科・作業療法学科

理学療法学科・作業療法学科は医療福祉分野の中でも看護や保育と比較するコアなジャンルになるため、専門療育に対しての興味が聞かれる傾向がありました。

  • 理学療法・作業療法について興味を持っていること
  • 探究活動で取り組んだ内容

上記のように専門領域への興味関心の深さに加え、高校時代の「探究活動」など自ら学ぶ姿勢を重視する特徴があります。

社会福祉学専攻

社会福祉学科は、福祉の対象やその周辺に対しての具体的な関心が問われる傾向の質問が過去にあります。以下のようなことが過去に聞かれております。

  • 医療ケア児などを支援したいと思ったきっかけ
  • 意見が食い違った時の対処法
  • 情報を集めることへの考え方

上記のように、対人援助で不可欠な「葛藤解決能力」を確認する傾向があります。

福祉子ども学専攻

福祉子ども学専攻では以下のような内容が過去に聞かれています。

  • 保育者として地域にどう貢献したいか
  • 本学の教育目標に対する自分なりの解釈

単なる保育スキルだけでなく、地域社会の中での保育者の役割など、広い視野を求める質問が特徴です。

健康情報学専攻(旧:健康行動科学専攻)

健康情報学専攻は以下のような質問が過去に聞かれています。

  • 健康とはなにか
  • 「物事を鵜呑みにしてはいけない」と体験したこと

他学科と比較すると、特定の資格に縛られない分、社会課題を自分の頭で考え、分析する論理的思考力が評価の鍵となります。

検査技術科学専攻

検査科学技術専攻は以下のような質問が過去に聞かれています。

  • この学校を友達に説明するみたいに話す
  • 地域医療の問題に対し、件詐欺師としてどう活躍したいか
  • 医療に関する問題で気になっていること
  • 健康開発学科に関連したニュースで知っていること
  • どのような部分が検査技師に向いていると思うか

「友達に説明するように」といった、柔軟なアウトプット能力が問われます。また、地域医療という枠組みの中で検査技師が果たすべき役割への理解が重視されます。

口腔保健科学専攻

口腔保健科学専攻は以下のような質問が過去に聞かれています。

  • 多職種連携における歯科衛生士の役割
  • 高齢化社会における口腔ケアの重要性

高齢化社会での口腔ケアの重要性など、予防医療への感度が問われます。

埼玉県立大学の面接対策コンテンツを締めくくるにあたり、各学科の個別対策を統合し、大学全体が求める人物像を浮き彫りにするための導入文を作成しました。

埼玉県立大学 面接の全体的な傾向

埼玉県立大学の面接は、単なる知識の確認にとどまらず、保健・医療・福祉の「連携」を重視する大学理念への共感度と、各専門職に対する深い洞察力を問う内容となっています。全学科に共通して見られる評価の軸を整理し、合格に向けた全体像を提示します。

専門職への解像度と「覚悟」の確認

看護や社会福祉といった広範な分野に加え、理学療法や検査技術といったコアな専門職においては、「なぜ数ある医療職の中でその道を選んだのか」という根源的な動機が厳しく問われます。

特徴

検査技術における「正確性の追求」や、作業療法における「生活への介入」など、その職種にしかない役割を言語化できているかが評価の分かれ目です。

視点

他の医療職との境界線を明確にし、その専門性をどう発揮したいかという覚悟を示す必要があります。

「対話の柔軟性」と「説明能力」

検査技術科学専攻の「友達に説明するように話す」という質問に象徴される通り、専門的な内容を相手に合わせて噛み砕く力が重視されています。

特徴

現場で求められる他職種や患者・家族とのコミュニケーション能力の素養があるかを確認しています。

視点

用意した回答の暗記ではなく、その場での問いに対して自分の言葉でアウトプットできる「翻訳能力」が求められます。

「情報の健全な疑い」と「論理的思考」

健康情報学専攻(旧:健康行動科学専攻)の「物事を鵜呑みにしない体験」という問いが示すように、エビデンスを重視する科学的な姿勢が全学的に求められます。

特徴

不確かな情報が命に関わる医療現場において、根拠に基づいて判断できる素養があるかをチェックしています。

視点

社会課題や自身の経験に対し、客観的な視点で分析し、論理的に解決策を提示できる「内省の深さ」が評価されます。

さいごに

埼玉県立大学のような難関公立大学の合格には、大学の傾向を熟知した第三者による客観的な視点が欠かせません。

看護・医療系学部の小論文・面接指導専門のアイプラスアカデミーでは、共通テスト後の短期間で合格レベルまで引き上げる徹底した個別指導を行っています。

志望校特化の実践練習

社会人指導のノウハウを活かし、各大学の求める人物像に合わせた「伝わる」内容作りをサポートします。

動画による客観的フィードバック

面接練習を動画で振り返ることで、自分では気づけない話し方の癖や表情を短期間で改善します。

LINEでの無制限サポート

受講生専用LINEを通じて、入試直前まで「わからない」をゼロにする質問対応体制を整えています。

限られた時間の中で着実に合格を掴み取りたい方は、ぜひアイプラスアカデミーの無料個別相談へお問い合わせください。

この記事を書いた人

安井玲音

看護学部受験専門アイプラスアカデミー 専任講師。 出願書類(志望理由書)添削・小論文・面接指導を専門とし、年間1000本以上の添削を担当。 今年度、担当した全受講生を志望校合格へと導く。 単なる文章の添削ではなく、看護師としての適性を引き出し、採点官に響く「合格答案」の作成を徹底サポート。

【監修】松田 勇一(ディレクター) 朝日新聞グループ運営「マイベストプロ愛知」にて、厳正な審査を通過した教育の専門家。 本記事は、25年以上の大学受験指導キャリアを持つディレクター・松田の監修に基づき、最新の入試データと指導実績を反映して作成されています。

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