【一般選抜】川崎市立看護大学の面接は何を聞かれる?対策方法は?

松田勇一
監修:松田 勇一アイプラスアカデミーディレクター / 指導歴25年 大手予備校や武田塾等の責任者を歴任後、現在は大学受験専門予備校と看護学部受験専門の予備校を運営。朝日新聞グループ『マイベストプロ愛知』認定の教育のプロとして、毎年多くの受験生を看護学部合格へ導いている。

川崎市立看護大学の一般選抜前期日程で実施される面接試験について、過去3年分の質問内容を詳しく分析し、合格に必要な対策方法を解説します。
面接は小論文と並んで合否を左右する重要な試験です。

本記事では、質問の意図や評価ポイント、実践的な練習方法まで、川崎市立看護大学の面接試験を徹底攻略します。

こちらの記事は一般選抜の面接の対策の記事です。小論文の対策については、「川崎市立看護大学の小論文対策 一般選抜の過去問全4年分を解説」をご確認ください。

川崎市立看護大学受験予定の皆さん・保護者さま

アイプラスアカデミーでは、共通テスト終了後から一般選抜前期に向けての川崎市立看護大学の小論文と面接の対策を行なっています。

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川崎市立看護大学の面接の過去質問(一般選抜 前期)過去3年分

こちらでは代々木ゼミナールがまとめた面接内容のページを元に川崎市立看護大学の過去質問に関して紹介をしていきます。

過去の質問集

川崎市立看護大学は例年、個人面接を実施しています。
また、個人面接を通じて受験者の看護師としての適性や人間性を段階評価で判断をしていきます。

募集要項には明記されていないものの、河合塾の共通テストリサーチ上では、共通テストでボーダーを上回っていても不合格が出ているというデータが報告されているため、二次試験の小論文と面接は合否を左右する試験科目といえます。

こちらでは、過去に面接試験であった質問を紹介していきます。

面接での質問(過去3年分)
年度形式面接官時間質問内容
2025年度個人3人10分①1人で来たか
②小論文の出来
③志望理由
④専門看護師は自分で調べたか
⑤精神看護を学ぼうと思ったきっかけ
⑥生徒会長として頑張ったこと、そこから学んだこと
⑦環境を整えることについて
⑧やってみたいボランティア
2025年度個人3人10分①志望理由
②看護において大切なこと
③苦手科目
④学校行事での役割
⑤家からの時間
2024年度個人3人10分①昨日はよく眠れたか
②緊張しているか
③志望理由
④地元にも看護大学があるのになぜ本学か
⑤祖母の訪問医療の課題
⑥高校生活で頑張ったこと
⑦つらかったこと
⑧選手にそのことを話したか
2024年度個人3人10分①最近気になったニュース、その解決策
②本当に保健師になる気があるのか
③学校での友人関係でどのようなポジションになるか
④長所、短所
⑤逆質問
2024年度個人3人10分①どうやって川崎に来たか
②緊張しているか
③看護実習で何をしたか
④高校で一番頑張ったこと
⑤高校で大変だったこと
⑥大学のカリキュラムの魅力
⑦川崎を選ぶことに対しての家族の意見
⑧ボランティアには参加したか
⑨どうして川崎なのか
⑩実践的とはなにか
2023年度個人3人10分①遠くから来たけどいつ帰るのか
②地元ではなくなぜ本学か
③最近のニュースで気になっているものとその解決法
④看護師として重要な倫理観
⑤高校で印象に残っていること
⑥ボランティアで何をしたか
⑦本学で何を学びたいか
⑧自己PR
⑨高校ではどの位置か
2023年度個人3人10分①なぜこの大学を選んだのか
②地域包括ケアシステムとはなにか
③高校で頑張ったこと
④大学に入った後、どのような実習を行いたいか
⑤最近気になったニュース
2023年度個人3人10分①志望理由
②なぜ北海道じゃないのか(※遠方者向け)
③調査書について
④実習先が多いとなんでいいのか
⑤「アクティブラーニング科目」はなぜ大切か
⑥リーダーになるべき人の特徴
⑦川崎市の魅力

上記表のような形で面接試験が実施されました。

どんなジャンルの質問が多い?

上記の表をもとにして、こちらでは川崎市立看護大学が過去にどのような質問をしていたのかをジャンル分けしていきます。

面接対策の参考にしていただければと思います!

カテゴリ質問内容
大学への志望度・理解①志望理由
②なぜこの大学を選んだのか
③地元(の大学)ではなくなぜ本学か
④なぜ(県外)じゃないのか(遠方からの受験者限定)
⑤どうして川崎なのか
⑥川崎市の魅力
⑦大学のカリキュラムの魅力
⑧実習先が多いとなんでいいのか
⑨「アクティブラーニング科目」はなぜ大切か
⑩大学に入った後どのような実習を行いたいか
看護・専門職への適性①看護において大切なこと
②看護師として重要な倫理観
③精神看護を学ぼうと思ったきっかけ
④専門看護師は自分で調べたか
⑤本当に保健師になる気があるのか
⑥実践的とはなにか
⑦環境を整えることについて
時事・社会への関心①最近のニュースで気になっているものとその解決策
②地域包括ケアシステムとはなにか
自己分析・高校生活①自己PR
②長所・短所
③高校生活で一番頑張ったこと(高校で頑張ったこと)
④高校で大変だったこと(つらかったこと)
⑤高校で印象に残っていること
⑥苦手科目
⑦調査書について
⑧小論文の出来
集団の中での役割①生徒会長として頑張ったこと、そこから学んだこと
②学校での友人関係でどのようなポジションになるか
③学校行事での役割
④リーダーになるべき人の特徴
⑤高校ではどの位置(役職や立ち位置)にいたか
経験・ボランティア①ボランティアには参加したか
②やってみたいボランティア
③看護実習で何をしたか
④祖母の訪問医療の課題
⑤選手にそのことを話したか
生活・アイスブレイク①1人で来たか
②どうやって川崎に来たか
③家からの時間
④遠くから来たけどいつ帰るのか
⑤昨日はよく眠れたか
⑥緊張しているか
⑦川崎を選ぶことに対しての家族の意見
⑧逆質問

過去に聞かれた内容をもとにしていくと、大きく分けて7つのジャンルの質問がされました。

ただ、面接については時間が限られているため、全部が全部聞かれるわけではありません。
また、個人個人の経験によって、聞かれる質問や深掘りされる内容も異なってくるため「この質問が絶対に出る!」というのは志望理由くらいと思って準備をしておきましょう!

それぞれの質問の意図・目的や評価ポイントは?

面接を受ける上で、多くの受験生が勘違いしてしまうのが「聞かれたことに答えるだけ」ということです。大事なことは、その質問がどういう意図や目的で聞かれているのかということです。

川崎市立看護大学は面接の中で、看護師としての適性や人間性を判断していきます。

そのため、面接の質疑応答では自身の経験や考えから看護師としての適正や人間性をアピールすることが必要です。

この部分をしっかりと理解をしていないと、自身の回答に説得力がつかず薄い面接になってしまいます。だからこそ、まずは面接練習をするに当たっての意図や目的、評価の観点を押さえておきましょう。

1. 大学への志望度・理解

【意図・目的】

単なる「看護師志望」ではなく「なぜこの大学か」という強いこだわりを確認します。公立大学は辞退者を防ぎたいため、カリキュラムや地域との関わりへの理解を問い、志望度の高さを測ります。

【評価の観点】

  • 主体性・独自性: パンフレットの表面的な言葉だけでなく、自分の言葉で大学の魅力を語れているか。
  • 定着性: 卒業後に川崎市の医療を支える人材になり得るか、地域貢献への意欲があるか。

2. 看護・専門職への適性

【意図・目的】

看護職としての責任感や倫理観を確認します。看護の本質をどう捉えているか、また将来のキャリア(専門看護師や保健師など)をどれだけ具体的に描けているかを判断します。

【評価の観点】

  • 職業理解: 看護のやりがいだけでなく、厳しさや倫理的判断の難しさを理解しているか。
  • 探究心: 自分の志す職種について、自ら積極的に調べる姿勢(専門看護師の調査など)があるか。

3. 時事・社会への関心

【意図・目的】

社会の変化を看護の視点で捉える思考力を確認します。「地域包括ケア」などの専門用語に対し、単なる暗記ではなく「自分ならどう関わるか」という当事者意識を問い、学習の土台を評価します。

【評価の観点】

  • 論理的思考: ニュースに対して現状を分析し、現実的な解決策を提示できるか。
  • アンテナの高さ: 医療・福祉に関する社会課題に日常的に関心を持っているか。

4. 自己分析・高校生活

【意図・目的】
これまでの経験から得た成長を客観的に捉える力(内省力)を確認します。弱みを把握しつつ、それを克服しようとする誠実な態度や、自分の行動を振り返る冷静さを評価します。

【評価の観点】

  • 誠実さ・自己客観化: 自分の長所・短所を正確に把握し、向上心を持って向き合えているか。
  • 表現力: 抽象的な「頑張り」ではなく、具体的なエピソードを交えて他者に伝えられるか。

5. 集団の中での役割

【意図・目的】

多職種連携(チーム医療)への適性を確認します。役職の有無にかかわらず、集団の中でどのような立ち回りをし、周囲にどのような影響を与えてきたかを評価します。

【評価の観点】

  • 協調性・リーダーシップ: 他者の意見を尊重しながら、共通の目標に向かって協力・調整できるか。
  • 責任感: 与えられた役割(生徒会、行事、友人関係など)を最後までやり遂げる力があるか。

6. 経験・ボランティア

【意図・目的】

利他的な行動意欲が本物かを確認します。実体験(ボランティア、実習、家族の介護など)から得た生きた知識や、そこから生じた課題意識が看護への志望動機と一貫しているかを見ます。

【評価の観点】

  • 共感性・感受性: 相手の立場に立ち、その困りごとやニーズに気づく力があるか。
  • 行動力: 興味・関心に基づき、実際にボランティア等の活動へ踏み出しているか。

7. 生活・アイスブレイク

【意図・目的】

リラックスさせる目的とともに、入学後の学習環境の安定性を確認します。通学や家族のサポート状況を確認し、4年間の厳しい学業を完遂できる基盤があるかを判断します。

【評価の観点】

  • 自立性・対話力: 予期せぬ質問や日常的な問いに対し、落ち着いて自然なマナーで受け答えできるか。
  • 継続性: 遠方や生活環境の壁を乗り越えて学び続ける覚悟があるか。

川崎市立看護大学受験予定の皆さん・保護者さま

アイプラスアカデミーでは、共通テスト終了後から一般選抜前期に向けての川崎市立看護大学の小論文と面接の対策を行なっています。

川崎市立看護大学の開学からの全4年分の過去問と傾向に合わせた予想問題の演習を行います!

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川崎市立看護大学の面接の傾向

ここからは上記で紹介してきた質問内容をもとに川崎市立看護大学の面接の傾向についてお伝えをしていきます。

徹底した「地域性」の確認

「なぜ川崎市なのか」「地元の大学ではダメなのか」という質問が全受験生に共通して投げかけられます。特に遠方からの受験生に対しては、地元との比較を慎重に聞く傾向があります。

川崎市立看護大学は特に地域密着の色が濃い大学になるため「どうして川崎なのか」というのはマストで押さえておきたい部分です。

大学独自の教育システムへの言及

「アクティブラーニング科目」「実習先の多さ」「地域包括ケアシステム」など、大学がパンフレット等で強調しているキーワードが直接質問に含まれます。

多角的な「集団適性」の評価

リーダー経験の有無だけでなく、友人関係でのポジションや、意見が食い違った時の振る舞いなど、チーム医療の一員としての素養を問う質問が毎年見られます。

「思考の深さ」を測る時事問題

最近のニュースについて、単なる感想ではなく「その解決策」までセットで答えさせる形式が定着しています。

書類・試験との連動性

「調査書の内容」や、当日受けた「小論文の出来」についてもその場で突っ込まれるため、一貫性が厳しくチェックされます。

川崎市立看護大学 面接の対策

傾向を理解したらあとは、そこに合わせて面接対策をしていくのみです。
面接対策に関しては、とにかく入念な下準備が必要になってきます。
そのため、以下では川崎市立看護大学を必要な準備と対策について紹介をしていきます!

対策するうえで絶対に押さえたいアドミッションポリシー

川崎市立看護大学は入学者受け入れ方針(アドミッションポリシー)の中で以下を掲げています。

アドミッションポリシーの理解は面接においても非常に大切な評価項目になること、自身の回答の軸にもなるため、対策に入る前にまずはアドミッションポリシーも押さえておきましょう。

アドミッションポリシー
  • 大学で看護を学修するための基礎的学力が身についている人(基礎学力)
  • 人々の生活、環境に興味関心をもち、命の尊厳と人の権利を重んじることができる人(倫理性・人の生活への関心)
  • 自らの可能性を信じ、課題に対して主体的に取り組む努力ができる人(自律と努力)
  • 多様な考え方を尊重するとともに、自らの考えを表現し、他者との関係性を築いていける人(コミュニケーションと協調)
  • 保健医療福祉に広く関心を持ち、自らの活動を通して地域社会に貢献したいという意欲がある人(地域愛と活動力)

上記を押さえて面接の回答の軸を組み立てて、回答の内容に一貫性や説得力を持たせていきたいところです。

川崎市立看護大学 実践面接練習メニュー

1. 「なぜ川崎か」の徹底追及(圧迫・深掘り対応)

質問内容
「地元(あるいは近隣)にも看護大学はありますよね。本学でなければならない決定的な理由を、実習先の名前やカリキュラムの名称を挙げて説明してください」

面接官の視点(フィードバック)
「志望理由が『公立で学費が安いから』や『なんとなく評判が良いから』に見えていないか」を厳しく見ています。 地域住民の健康を支える「地域包括ケアシステム」の構築に、あなたがどう貢献したいのかという具体性が欠けると、「他の大学でもいいのでは?」と一蹴されます。

2. 組織適性とリーダーシップの具体性

質問内容
「リーダーに必要な素養として『傾聴力』を挙げましたが、あなたが過去に意見が対立したメンバーに対して、具体的にどのような言葉をかけ、どう解決に導いたか教えてください」

面接官の視点(フィードバック)
「リーダーシップ」という言葉を抽象的に使っていないかを確認しています。 看護現場では多職種との調整が不可欠です。綺麗な言葉だけでなく、泥臭く「調整」した経験や、失敗から学んだ「人間関係の難しさ」を素直に話せる受験生は、現場適性が高いと評価されます。

3. ニュースに対する解決策の論理的整合性

質問内容
「最近のニュースで『ヤングケアラー』の問題を挙げられましたが、看護職がその家庭に対して介入する際、最も大きな障壁となるのは何だと考えますか。また、あなたならどうアプローチしますか」

面接官の視点(フィードバック)
ニュースを知っていることは前提として、「解決策」の現実味を見ています。 「行政に任せる」といった他人事の回答ではなく、「看護職として、家族の小さな変化に気づき、関係機関へ繋ぐ」といった、専門職としての役割を理解した上での論理的な提案ができるかを評価します。

4. 逆質問による意欲の最終確認

質問内容
「最後に、何か質問はありますか」

面接官の視点(フィードバック)
「特にありません」や、調べればわかる事務的な質問は評価を下げます。 「本学の地域実習において、学生が地域住民の方々と関わる際に最も大切にすべき姿勢は何だとお考えですか」など、入学後の学びを具体的にイメージしていることが伝わる質問を投げられるかが、最後のひと押しになります。


実践練習における「第三者評価」のチェック項目

練習中、あるいは録画を見返す際の評価軸としてお使いください。

地域貢献のリアリティ
川崎市の医療課題(高齢化や多文化共生など)に対し、自分の強みをどう活かすかが一貫して語られているか。

回答のレスポンスと柔軟性
「小論文の出来」や「家族の意見」など、予期せぬ角度からの質問に対しても、動じずに自分の言葉で誠実に答えられているか。

専門職としてのマナーと清潔感
3人の面接官全員とアイコンタクトを取り、信頼を勝ち取れるだけの「落ち着き」と「誠実な表情」を維持できているか。

さいごに

川崎市立看護大学のような地域密着型の難関校合格には、大学の傾向を熟知した第三者による客観的な視点が欠かせません。看護学部の小論文・面接指導専門のアイプラスアカデミーでは、共通テスト後の短期間で合格レベルまで引き上げる徹底した個別指導を行っています。

  • 志望校特化の実践練習
    社会人指導のノウハウを活かし、各大学の求める人物像に合わせた「伝わる」内容作りをサポートします。
  • 動画による客観的フィードバック
    面接練習を動画で振り返ることで、自分では気づけない話し方の癖や表情を短期間で改善します。
  • LINEでの無制限サポート
    受講生専用LINEを通じて、入試直前まで「わからない」をゼロにする質問対応体制を整えています。

面接試験は合否を大きく左右する試験です。
万全の対策をして、自信を持って伝えられるよう準備をして、合格をより確実なものにしていきましょう!

川崎市立看護大学受験予定の皆さん・保護者さま

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この記事を書いた人

安井玲音

看護学部受験専門アイプラスアカデミー 専任講師。 出願書類(志望理由書)添削・小論文・面接指導を専門とし、年間1000本以上の添削を担当。 今年度、担当した全受講生を志望校合格へと導く。 単なる文章の添削ではなく、看護師としての適性を引き出し、採点官に響く「合格答案」の作成を徹底サポート。

【監修】松田 勇一(ディレクター) 朝日新聞グループ運営「マイベストプロ愛知」にて、厳正な審査を通過した教育の専門家。 本記事は、25年以上の大学受験指導キャリアを持つディレクター・松田の監修に基づき、最新の入試データと指導実績を反映して作成されています。