【川崎市立看護大学】学校推薦型選抜 小論文の傾向と対策・過去問分析

松田勇一
監修:松田 勇一アイプラスアカデミーディレクター / 指導歴25年 大手予備校や武田塾等の責任者を歴任後、現在は大学受験専門予備校と看護学部受験専門の予備校を運営。朝日新聞グループ『マイベストプロ愛知』認定の教育のプロとして、毎年多くの受験生を看護学部合格へ導いている。

川崎市立看護大学の小論文試験は、看護師・保健師・助産師を目指す受験生に必要な「課題発見力」「多角的な分析力」「看護職としての倫理観・コミュニケーション能力」を問う質の高い出題が特徴です。

本記事では、過去4年分(令和4年度〜令和7年度)の学校推薦型選抜の過去問を徹底分析し、合格に直結する対策法と解答例を解説します。

川崎市立看護大学を受験予定の皆さん・保護者さま

アイプラスアカデミーでは、川崎市立看護大学 推薦入試の小論文と面接・出願書類の対策を行なっています。

入試直前期は川崎市立看護大学の開学からの全4年分の過去問と傾向に合わせた予想問題の演習を行います!

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この記事でわかること
  • 川崎市立看護大学の推薦入試小論文の傾向がわかる
  • 川崎市立看護大学の小論文の解き方がわかる
  • 川崎市立看護大学に必要な対策がわかる

川崎市立看護大学 学校推薦型選抜 小論文試験の基本情報

川崎市立看護大学の学校推薦型選抜における小論文は、「課題文・資料読解+800字論述」の形式です。

項目詳細
選抜区分学校推薦型選抜
出題形式課題文読解型 または 統計資料(図表)・グラフ分析型
字数800字以内(横書き・原稿用紙ルールの厳守)
特徴最新の社会・医療課題(ヤングケアラー、少子化など)や対人コミュニケーションの本質を問う題材が頻出

【過去4年分】過去問分析と出題傾向

川崎市立看護大学の小論文では、「社会問題・医療行政」「生活・行動」「対人コミュニケーション・心理」という3大分野から出題されています。

過去4年間の出題テーマ一覧

年度出題形式・素材出題テーマ設問概要
令和7(2025)年度統計表+解説文ヤングケアラーの出現率とケア頻度・時間ヤングケアラーの現状を示す文章と表を基に、どのような影響が生じやすいか自身の考えを述べる(800字)
令和6(2024)年度折れ線グラフ+ニュース記事出生数・婚姻数の推移と超少子化少子化・人口自然減のデータと記事を基に、医療従事者の確保における影響と対策を述べる(800字)
令和5(2023)年度新書課題文(和田秀樹 著)マスク着用のメリット・デメリットと自粛生活課題文からマスク着用のメリット・デメリットを読み取り、今後の対応策について述べる(800字)
令和4(2022)年度臨床心理学課題文(河合隼雄 著)対話における「語る」と「語り合う」の違い「語る」と「語り合う」の違いを整理した上で、コミュニケーションをとる際に大切にしていることを述べる(800字)

🔥ここで差がつく!大学側から「高く評価される答案」の3大ポイント

川崎市立看護大学の採点官が見ているのは、「看護師としての適性と鋭い思考力」です。単に「大変だと思います」「気をつけたいです」といった感想文のような形式は評価をされないのが現実です。

ですが、高得点を獲得する答案には明確な特徴があります。

ポイント①:問題の背景にある「根本的な構造」を捉えているか

例えばヤングケアラーや少子化の題材では、目の前の事象だけをなぞるのではなく、「なぜその問題が深刻化しているのか」「社会構造や家族のあり方にどのような変化が起きているのか」まで踏み込んで考察できているかが問われます。問題の「表面」ではなく「本質」を見抜く眼光の鋭さが評価されます。

ポイント②:多角的な視点(多面的アプローチ)で影響を分析できているか

1つの視点だけで800字を押し通そうとすると、主張が単調になり説得力を失います。 影響や課題を述べる際は、「個人(心身・将来)」「家庭・人間関係」「社会・医療現場」といったように、複数の角度から立体的に分析・分類して論を展開する答案が圧倒的に高い評価を受けます。

ポイント③:自分の論理に筋が通っているか(客観性と論理的整合性)

「〜と思う」という感情論を並べるのではなく、「資料から提示された客観的ファクト(事実)」→「そこから導き出される課題」→「課題に対する妥当な解決策・考察」という論理の筋道(ロジック)が途切れずに一本繋がっていることが必須です。

⏱️本番で失敗しない!「解き方の黄金ステップ」

試験時間の中で慌てずに質の高い800字を書き上げるためには、いきなり原稿用紙に向かって走り出してはいけません。以下の手順を徹底することが成功へのショートカットです。

STEP1:設問の「問い」と資料の「数値・キーワード」を徹底的にマーク(10分)

  • 設問が求めている条件(例:「メリット・デメリットを整理した上で」「影響について」)を絶対に見落とさない。
  • グラフや表が出された場合、「最も大きい/小さい数値」「急激に変化している部分」「属性(学年や区分)ごとの差」に丸をつけ、数値の意味を言語化する。

STEP2:800字の「骨組み(構成案)」を下書き用紙に構築(15分)

作文用紙に向かう前に、下書き用紙に段落ごとの役割と文字数配分を書き出します。この準備で勝負の8割が決まります!

  • 第1段落【現状把握と課題提起】(約150字):資料から読み取れる要点・ファクトを短く整理し、自らの論点を提示。
  • 第2段落【多角的な影響・原因分析①】(約250字):影響や課題の1つ目(例:個人・学習・心身への影響)を論理的に考察。
  • 第3段落【多角的な影響・原因分析②】(約250字):影響や課題の2つ目(例:社会・対人関係・将来の医療体制への影響)を考察。
  • 第4段落【対応策・看護職としての展望】(約150字):課題に対する包括的な解決策と、将来どのような視点を持って看護に臨むかをまとめて締めくくる。

STEP3:集中力を研ぎ澄まして一気に執筆(30分〜35分)

構成案に従って、丁寧かつ原稿用紙ルールを守って一気に書き上げます。

STEP4:推敲・見直し(5分)

誤字脱字、指示語のねじれ、原稿用紙ルールの違反がないか、最後の1秒まで見直します。

📢 差をつける!川崎市立看護大学に向けた「小論文の練習法」

小論文は「本数をこなせば自然と上手くなる」ものではありません。正しいアプローチで練習を繰り返すことでしか、本物の記述力は身につきません。

①「構成案づくり」だけのトレーニングを反復する

800字を毎回最後まで書くのは時間がかかります。まずは過去問や類似問題を使い、「資料から課題を見抜き、下書き用紙に15分で構成案(目次)をつくる練習」を何パターンも行いましょう。構成案が完璧に組めるようになれば、文章を書くスピードは劇的に上がります。

②医療・社会トピックの「キーワード手帳」を作る

ヤングケアラー、多職種連携、医療DX、医療従事者のタスク・シフト、在宅ケア、認知症対応など、看護・医療分野で頻出のキーワードについて、「概要・現状の課題・対策」を自分の言葉でノートにまとめましょう。知識のストックが多ければ多いほど、本番での引き出しの速さが変わります。

③【最も重要】書いた答案は絶対に「第三者(プロ)」に添削してもらう!

小論文学習における最大の落とし穴は、「自分で書いた文章の不備や論理の飛躍に、自分一人では絶対に気づけない」という点です。

「問われていることに正しく答えられているか」「看護職を目指す者として適切な倫理観・視点が盛り込まれているか」「800字の構成として無駄がないか」は、客観的な第三者の目が入って初めて浮き彫りになります。

自己満足の作文で終わらせず、専門知識を持ったプロの講師から厳しいフィードバックを受け、「指摘された部分を修正して書き直す(リライトする)」というプロセスを繰り返すことこそが、合格答案を作り出す唯一無二の方法です。

さいごに

川崎市立看護大学の推薦選抜を突破するためには、独学では届かない「答案の質の高さ」が必要です。

アイプラスアカデミーでは、川崎市立看護大学の出題傾向に特化した完全マンツーマン指導を行っています。

  • 過去問の徹底分析と「構成案作成」の個別指導
  • 医療・福祉トピックの背景知識の完全インプット
  • 専門講師による厳しく丁寧な添削&リライト指導

また、川崎市立看護大学では「学校推薦型選抜」と「一般選抜」で同様の出題形式・評価基準が採用されています。そのため、推薦選抜に向けた小論文の徹底した対策は、そのまま一般選抜で圧倒的な差をつける強固な武器にもなります。

川崎市立看護大学を受験予定の皆さん・保護者さま

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