共通テストが終了し、埼玉県立大学を志望する受験生の皆さんは二次試験対策が本格化する時期を迎えました。
埼玉県立大学保健医療福祉学部の一般選抜前期では、共通テストに加えて小論文と面接が課されます。
合格を勝ち取るためには、共通テストのボーダーラインを把握したうえで、二次試験でどれだけの点数が必要なのかを理解し、効果的な対策を行うことが重要です。
この記事では、2026年度入試の共通テストボーダーと過去の合格最低点から算出した小論文の必要点数を学科・専攻別に詳しく解説します。
さらに、埼玉県立大学の小論文・面接の対策方法もご紹介しますので、二次試験対策の参考にしてください。
- 埼玉県立大学の共テボーダーからの二次試験の必要点数がわかる
- 埼玉県立大学の小論文攻略のポイントがわかる
- 埼玉県立大学の二次試験対策がわかる
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埼玉県立大学の共通テストボーダー
1月21日に共通テストリサーチより、2026年度入試のおおよそのボーダーが発表されました。
埼玉県立大学の保健医療福祉学部に関しては以下のようなボーダー得点となっております。
| 学科・専攻 | ボーダー得点(得点率) |
|---|---|
| 看護学科 | 325/500点(65%) |
| 理学療法学科 | 320/500点(64%) |
| 作業療法学科 | 280/500点(56%) |
| 社会福祉子ども学科:社会福祉専攻 | 295/500点(59%) |
| 社会子ども福祉学科:福祉子ども学専攻 | 315/500点(63%) |
| 健康開発学科:健康情報学専攻 | 270/500点(54%) |
| 健康開発学科:検査技術科学専攻 | 305/500点(61%) |
| 健康開発学科:口腔保健科学専攻 | 295/500点(59%) |
昨年度と比べてボーダーに関しては共通テストの難化もあり、埼玉県立大学も難化の影響を受けて各学科・専攻、昨年度よりもボーダー点数が下がっています。
合格に必要な小論文の点数は何点?
受験生・保護者の皆さんの気になる点としては「二次の試験の小論文は何点取れば良いのか」ではないでしょうか。
ここでは実際に昨年度のデータを用いて、ボーダー点数から何点取れば合格ラインに乗れるのかを紹介していきます。
2025年度の共通テストボーダーから見る合格最低点と小論文の必要点数
| 学科・専攻 | 2025年度ボーダー | 合格最低点(小論文含む) | ボーダーから見る必要点数 |
|---|---|---|---|
| 看護学科 | 320 | 413.7 | 73.7 |
| 理学療法学科 | 335 | 413.3 | 78.3 |
| 作業療法学科 | 270 | 324.6 | 54.6 |
| 社会福祉子ども学科:社会福祉専攻 | 320 | 393.1 | 73.1 |
| 社会子ども福祉学科:福祉子ども学専攻 | 325 | 389.9 | 64.9 |
| 健康開発学科:健康情報学専攻 | 290 | 368.3 | 78.3 |
| 健康開発学科:検査技術科学専攻 | 320 | 406.3 | 86.3 |
| 健康開発学科:口腔保健科学専攻 | 310 | 389.2 | 79.2 |
2025年度はこのようになっています。
埼玉県立大学はボーダー以下の得点帯からは合格者が出にくい傾向があるため、上記表の点数が最低限取りたいラインになります。
小論文に関しては大学独自の問題になるため、共通テストと違い極端な難易度の変動が起きるということはありません。
そのため、2026年度も同様に合格最低点と小論文の必要点数は上記の表ほどの点数になることが予想されます。
2026年度の共通テストボーダーから見る小論文の必要点数予想
2026年度の共通テストボーダーが昨年度よりも下がったことを踏まえ、今年度の合格最低点と小論文で必要な点数を予想してみましょう。
昨年度(2025年度)のデータと比較すると、ボーダー得点は平均して15点程度下降しています。
これは共通テストの難化が主な要因です。
合格最低点も同様にボーダーの下落幅に応じて下がることが予想されるため、以下のように推定できます。
| 学科・専攻 | 2026年度ボーダー | 予想合格最低点 | ボーダーから見る必要点数 |
|---|---|---|---|
| 看護学科 | 325 | 398〜403 | 73〜78 |
| 理学療法学科 | 320 | 398〜403 | 78〜83 |
| 作業療法学科 | 280 | 335〜340 | 55〜60 |
| 社会福祉子ども学科:社会福祉専攻 | 295 | 368〜373 | 73〜78 |
| 社会福祉子ども学科:福祉子ども学専攻 | 315 | 380〜385 | 65〜70 |
| 健康開発学科:健康情報学専攻 | 270 | 348〜353 | 78〜83 |
| 健康開発学科:検査技術科学専攻 | 305 | 391〜396 | 86〜91 |
| 健康開発学科:口腔保健科学専攻 | 295 | 374〜379 | 79〜84 |
※予想合格最低点は、2025年度の合格最低点から共通テストボーダーの下落幅(約15点)を考慮して算出しています。
※出典:河合塾 2026年度共通テストリサーチ
埼玉県立大学はボーダーに届くかが勝負の分け目
共通テストでボーダー得点以上を取れた受験生は、小論文と面接次第で十分合格できる位置にいます。
また、ボーダーラインからの合格者が出始めているということは、埼玉県立大学の小論文はしっかりとした対策ができれば、点数が伸びやすいという傾向もあると捉えることができます。
逆に言えば、ボーダーを超えていても二次試験で失敗すれば不合格になる可能性もあるということです。
上記の表が示す通り、小論文で70〜85点程度の得点を取ることができる文章力を身につけることが合格のカギとなります。
ボーダー得点から見えること
2026年度のボーダーを見ると、以下の傾向が読み取れます:
- 看護学科は依然として高倍率
ボーダー65%と、保健医療福祉学部の中で最も高い得点率を維持しています - 作業療法学科・健康情報学専攻は比較的狙い目
ボーダー56%・54%と、他学科と比べて低めの設定です - 検査技術科学専攻は高得点勝負
ボーダー61%ですが、小論文で86点以上が必要な高難度学科です
小論文で合格ラインを突破するためのポイント
埼玉県立大学の小論文は100点満点で、上記の表から分かる通り、多くの学科・専攻で70〜85点程度の得点が必要になります。
つまり、小論文で7割以上の得点が合格の目安となります。
共通テストでボーダー前後の得点だった受験生は、小論文と面接の出来が合否を左右します。
ボーダーをクリアしている受験生にとっては、小論文対策こそが合格への最後の関門です。
埼玉県立大学の小論文の特徴
埼玉県立大学の小論文は以下のような特徴があります:
- 課題文型の出題が中心
医療・福祉に関する文章を読み、そこから問題を読み取り自分の考えを論述する形式です。 - 字数は600字程度
限られた字数の中で、論理的かつ具体的に自分の意見を展開する必要があります。 - 抽象論を具体化する力が問われる
単なる一般論ではなく、保健医療福祉の専門職を目指す者としての視点や考え方が求められます。 - IPE(専門職連携教育)の理解が重要
埼玉県立大学の特色である「多職種連携」への理解を示すことが高評価につながります。
高得点を取るための対策
1. 過去問演習を徹底する
埼玉県立大学の小論文は、出題傾向が比較的安定しています。過去問を最低でも3年分は解き、出題パターンに慣れましょう。
2. 医療・福祉分野の時事問題に関心を持つ
日頃から新聞やニュースで医療・福祉に関する話題をチェックし、自分なりの考えを持つ習慣をつけましょう。特に「地域包括ケア」「多職種連携」「高齢化社会」などのキーワードは頻出です。
3. 添削指導を受ける
独学では気づきにくい論理の飛躍や表現の問題点を、プロの添削指導で修正していくことが重要です。客観的な評価を受けることで、確実に得点力が向上します。
4. 時間配分を意識する
試験時間内に構成を考え、下書きをし、清書する練習を繰り返しましょう。本番で焦らないためには、時間を計った実践練習が不可欠です。
面接試験についても忘れずに
埼玉県立大学の一般選抜前期では、小論文に加えて面接試験も実施されます。
面接試験は点数化はされませんが、不適格と判断された場合は不合格となるため、決して軽視できません。
面接で聞かれる主な内容
- 志望動機(なぜ埼玉県立大学なのか、なぜその学科・専攻なのか)
- 将来の目標、卒業後のビジョン
- 保健医療福祉に関する時事問題についての意見
- 高校生活で頑張ったこと
- チーム医療・多職種連携についての考え方
- 埼玉県立大学のIPE(専門職連携教育)への理解
面接対策のポイント
1. 志望動機を深く掘り下げる
「家から近い」「偏差値が合っている」といった表面的な理由ではなく、埼玉県立大学ならではの魅力を理解し、自分の言葉で語れるようにしましょう。特にIPE(専門職連携教育)は埼玉県立大学の最大の特色です。6学科が同じキャンパスで学ぶ環境で、入学当初から多職種連携を学べることの意義を説明できるようにしておきましょう。
2. 保健医療福祉の専門職としての適性をアピール
コミュニケーション能力、他者への共感力、チームで働く姿勢などを具体的なエピソードとともに伝えましょう。ボランティア経験や部活動での経験など、実体験に基づいた話ができると説得力が増します。
3. 模擬面接で実践練習
一人で練習するだけでなく、第三者に面接官役をしてもらい、フィードバックを受けることが効果的です。特に、想定外の質問にも落ち着いて答える練習をしておきましょう。
4. 最近の医療・福祉ニュースをチェック
面接では時事問題について意見を求められることがあります。新聞やニュースで医療・福祉関連の話題に目を通し、自分なりの考えを持っておきましょう。
埼玉県立大学合格に向けて
2026年度入試では、共通テストのボーダーが昨年度より下がったものの、小論文で70〜85点程度の得点が必要という状況に変わりはありません。
埼玉県立大学ではボーダー以下の得点帯から合格者が出ることはほぼありません。
共通テストでボーダーに到達している受験生が、二次試験で確実に得点することが合格の絶対条件です。
河合塾の共通テストリサーチのボーダー得点はあくまで目安ですが、埼玉県立大学においてはこのボーダーが非常に重要な意味を持ちます。
共通テストでボーダーをクリアした受験生は、小論文と面接の対策に全力を注ぎましょう。
最後まで諦めずに対策を続けることが合格への鍵です。
今からできること
共通テスト後から前期試験までは約3週間。この期間の過ごし方が合否を分けます:
過去問を解く(最低3年分、できれば5年分)
添削を受けて改善点を洗い出す
模擬面接で実践練習
志望動機を何度も声に出して練習
二次試験の小論文と面接に関しては普通科目と異なり「絶対的な正解がない」科目になります。
そのため、対策を独学で進めていくよりも「第三者」と一緒に進めていくことを強くお勧めします。
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共通テストでボーダーをクリアした受験生の皆さん、合格まであと一歩です。二次試験対策で確実に得点し、一緒に合格を掴み取りましょう!
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安井玲音
看護学部受験専門アイプラスアカデミー 専任講師。 出願書類(志望理由書)添削・小論文・面接指導を専門とし、年間1000本以上の添削を担当。 今年度、担当した全受講生を志望校合格へと導く。 単なる文章の添削ではなく、看護師としての適性を引き出し、採点官に響く「合格答案」の作成を徹底サポート。
【監修】松田 勇一(ディレクター) 朝日新聞グループ運営「マイベストプロ愛知」にて、厳正な審査を通過した教育の専門家。 本記事は、25年以上の大学受験指導キャリアを持つディレクター・松田の監修に基づき、最新の入試データと指導実績を反映して作成されています。
