社会人の看護学校受験専門スクールのアイプラスアカデミーによる「主婦・社会人のための看護学校進学のススメ」です。看護学校受験対策専門スクールならではの情報量で、主婦・社会人の皆さんの看護学校進学についての最新の情報をご紹介します。
今回は、看護学校の面接でよく聞かれる質問を一挙公開します！
目次
看護学校の面接では何を見られている？
看護学校の面接で見られている点は何でしょうか？
ただ単に、質問に対する返答をしていればいい訳ではありません。
面接で見られている点を理解して、求められている返答をすることが大切です。
看護学校の面接で、見られている点や対策については、以下の記事で詳しく解説していますので、是非ご確認ください！
それでは、実際に、面接ではどのようなことを質問されるのでしょうか？
一つずつご紹介していきます！
看護学校の面接でよく聞かれる質問1
「将来就きたい仕事についての理解・目標」
- 志望動機・志望理由は？
- 将来どんな看護師になりたいか？
- どんな現場で働きたいか？
- 学校卒業後の進路はどう考えているか？
将来のビジョンがはっきりしている人は、目標に向かって真っ直ぐに頑張るという印象があります。
「まだ決まってません」では、途中で諦めそうという不安を与えてしまいます。
その場合は「介護に携わりたいと考えていますが、実習を通して様々な可能性を見つけていきたいです。」と前向きな伝え方するのがベターです。
看護学校の志望動機の見つけかたやまとめ方については、以下の記事でご紹介していますので、是非ご確認ください！
看護学校の面接でよく聞かれる質問2
性格・適正・健康状態
- 自分の長所・短所は？なぜそう思うか？
- 看護師に向いていると思うか？
- 人と接する時に大切にしていることは？
- 体力・健康面に自信はあるか？
- 自己PRを1分間
患者の方やその家族と接する機会の多い看護師は、人間性・適正を重視されます。
「言い換え」をうまく使って、短所もアピールポイントにしましょう。
「気が弱い→相手の気持ちを尊重できる」
「神経質→細かいことによく気が付く」
「頑固→意志が強い・ストレスに強い」
「軽い→フレンドリー・すぐ打ち解けられる」
「せっかち→行動力がある」
など・・・。
なぜ面接官は短所を聞くの？
長所はアピールになるけど、短所は欠点と感じるから言わない方がいいんじゃないか？とも思えますよね。
短所をたずねる理由は、
- 客観的に自分を見られているか
- 誠実さ
- 問題の解決力
- 看護師としての適性
を判断するためです。
変にごまかしたりするより、素直に認めてその対処法などを話す方がより高評価です。
「長所だけど短所でもある」という流れにすると、文章に一貫性が出ます。
回答例
行動力があるので、スピーディーに物事をすすめることができます。
ただ結論を急ぐあまり、周りのペースを乱したり、急かしているという印象を持たれたりするようです。先輩に注意されてからは、周りの様子や相手の状況をよく見て行動するようにしています。
NGワード
人間性を疑われるような短所は答えないようにしましょう。
例
嘘をつく・約束を守れない・お金や時間にルーズ・コミュニケーションがとれない等
看護学校の面接でよく聞かれる質問3
高校生活や社会人経験について
こちらの質問は今までの経験とそれに対する考え方から、人間性を見ようとするための質問です。
高校生の場合
- 高校での生活はどうだったか？
- 部活動を通して得られたものは何か？
- 得意な科目・不得意科目
- 欠席・遅刻の回数
- 高校生活の中で印象に残ったことは何か？
高校生活の中で、経験から得たものをアピールしましょう！
ただ単に楽しかった。頑張った。だけでは何もアピールできません。
高校生活の経験で、自分が成長した点をアピールすることが重要です。
回答例
- 3年間バレーボール部に所属し、練習が無い日も毎日自主練をしました。継続して積み重ねることの大切さを学びました。
- 不得意な科目は物理です。理論など複雑な内容を理解するのが苦手でした。いろいろな本を読んだり参考書を読んで努力しましたが、最後まで好きには慣れませんでした。しかし、すぐに投げ出さず、じっくり取り組む姿勢が身についたことは今後必ず役に立つと感じています。
- 印象に残った出来事は、文化祭です。3年生では実行委員を務めました。大勢の人をまとめる大変さや、予定通りに進まないといった予想外のこともありましたが、一丸となって作り上げることの達成感は、私の中で最高の思い出です。
社会人の場合
看護学校の面接でよく聞かれる質問4
入学を志望する学校について
- この学校を目指す理由は？
- 実際学校に来て、第一印象は？
- 入学してから続ける自信はあるか？
- 試験の出来具合・難易度はどうか？
学校と自分が合っているということを伝えることが重要です。
学校を目指す理由については、前項（志望動機（きっかけ）・志望理由（わけ）動機と理由の違いは？使い分けよう。）を参照してください。
NGなのは、学校の偏差値やランクに触れることです。周りの情報に流される人という印象を持たれ、学校の中身を見ていないと判断されかねません。
例
・学校見学で来校した際、生徒のみなさんがとても活き活きとしているのが印象的でした。活発な私にとても合っていると感じます。
・充実した実習や授業内容にとても驚きました。意欲的に取り組んで、いろいろな知識やスキルを身につけたいです。
筆記試験の出来は、正直に答えましょう
自分なりの手応えを素直に答えましょう。ただ、「100点間違い無いです！」など自信満々なのは避けるのがベターです。
回答例
- 自分の実力を出せたと思います。
- 数学は苦手なので難しく感じましたが、時間いっぱいまで取り組みました。
看護学校の面接でよく聞かれる質問5
日常生活について
- 休日や連休、長期休暇の過ごし方は？
- 自身の健康について、普段から気をつけていることは？
- 飲酒や喫煙はしていますか？また、飲酒・喫煙をどう思うか？
- 今、一番興味があることは？
- 趣味や習慣としていることは？
内容は深くなくて良いので、言い方を工夫しましょう
日常生活は、あなたのプライベートです。あまり深く答える必要はないですが、言い方次第でプラスにもマイナスにもなりますので、気をつけましょう。
友人と・友達とといった言葉で社交性をアピールできますし、アウトドアな趣味の方が活動的・活発という印象を持たれます。
例
・休日は友達とクラブに行っている→休日は友人と出かけてリフレッシュしています。
・家でゴロゴロしている→家でリラックスして過ごします。
看護学校の面接でよく聞かれる質問6
友達・人との付き合い
- 自分はどんな性格か。
- 友達は多いか？
- どのように人間関係を築くか。
- 自分とはどんな存在か？
看護師は、子どもからお年寄りまで幅広い年代の方と接します。
社交性や人間関係の作り方は、看護師にとって大切な資質と言えます。
数ではなく、付き合い方や信頼の深さ
「友達が5人」と聞いて、多いと感じますか？少ないと感じますか？
面接官が知りたいのは人数ではありません。人とどのような関係を築けるか？を話しましょう。
例
・友人は多い方ではありませんが、小学生からずっと仲の良い親友がいます。心から信頼できる、大切な友達です。
・校外活動を積極的にしていたので、大学生や社会人など幅広い交友関係を持つことができました。
看護学校の面接でよく聞かれる質問7
社会生活について
- 最近のニュースで気になるものは？
- 校外活動（ボランティア等）で学んだことは？
- 昨今の医療問題で関心があることは？
普段の生活から、ニュースを見る、新聞を読むなどアンテナを広げておく必要があります。
どんなことに関心があるのか、人間性やその傾向を判断する材料になりますので、興味があるニュースをいくつか話せるようにしておきましょう。
NGなのは、政治批判や、宗教・思想についての事柄です。
看護学校の面接でよく聞かれる質問8
社会問題・時事問題
- 原子力発電所についてどう考えるか
- 医療費負担の増額についてどう思うか
- 高齢者の交通トラブルについて
- 少子化・高齢化に対してどう考えるか
これらは、長年日本が課題としている問題です。
自分なりに意見をまとめ、一般的な視点からと自分はどう思うかを合わせて話せると効果的です。