こちらの記事では、国立病院機構附属看護学校(西日本)の一般入試A日程に挑戦する皆さまのために、過去問7年分の内容を分析して、英語試験の「傾向と対策」について紹介していきます。
この試験は、難問よりも「正確に・素早く・確実に」解く力を問うものです。 傾向が非常に安定しているため、正しい準備をすれば確実に得点できる試験です。
また、今回は具体的な対策方法と学習スケジュールも紹介していますので、「久々の勉強が不安…」という方はぜひ最後まで読んでください!
目次
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試験全体の概要と重要ポイント
国立病院機構附属看護学校(西日本)の一般入試A日程の英語は、試験時間50分・100点満点で構成されています。
問題は第1問〜第3問の3題構成で、解答はすべてマークシート方式です。記述問題は一切ないため、「選択力」と「正確な知識」が合否を分けます。
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 50分 |
| 満点 | 100点 |
| 解答形式 | 全問マークシート(HB鉛筆使用) |
| 大問数 | 3題 |
問題構成と配点
| 大問 | 形式 | 問題数 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 第1問 | 文法・語法の空所補充(4択) | 10問 | 20点(各2点) |
| 第2問 | 英会話文の空所補充(4択) | 5問 | 30点(各6点) |
| 第3問 | 長文読解(語彙・空所・内容理解など) | 8問・約19設問 | 50点 |
7年間を通じて、この3大問構成と各問の配点は変わっていません。
年度によって第1問と第2問の出題順序が入れ替わることがありますが、構成の安定度は非常に高く、傾向を把握しやすい試験です。
合格するために意識すべき3つの柱
文法問題(第1問)は基礎を丁寧に固める
難問は少ないものの、準動詞・関係詞・時制・助動詞など、高校英語の基礎文法が幅広く出題されます。「なんとなく」で解くのではなく、文法の根拠を持って選択できる力を養いましょう。
英会話(第2問)は文脈把握が命
1問あたり6点と配点が高い第2問は、会話の流れを掴む力が試されます。日常的な英会話表現を幅広くインプットしておくことで、選択肢を確実に絞り込めるようになります。
長文読解(第3問)で確実に得点する
配点の50%を占める第3問が、合否の最大の鍵となります。高度な英語力は不要ですが、500〜600語程度の英文を正確に読み取り、設問に素直に答える力が求められます。「何となく読む」のではなく、根拠を持って選択肢を選ぶ習慣をつけましょう。
【第1問】文法・語法の選択問題の傾向と対策
第1問は、英文の空所に最も適切な語・語句を①〜④の中から選ぶ形式で、10問構成(各2点)です。
7年分を分析すると、出題される文法項目には明確な傾向があります。
頻出文法項目の分析
7年分の過去問を精査すると、以下の文法項目が繰り返し出題されていることがわかります。
| 文法項目 | 内容・ポイント |
|---|---|
| 準動詞(不定詞・動名詞・分詞) | to不定詞の用法、動名詞との使い分け、分詞構文など毎年必出 |
| 関係詞(関係代名詞・関係副詞) | whose / which / where / whatの使い分けが頻出 |
| 時制と助動詞 | 過去完了・進行形・would / should / couldの選択 |
| 仮定法 | If節を使った仮定法過去・過去完了が定期出題 |
| 比較表現 | 比較級の強調(by+数量)、as…asなどの慣用表現 |
| 前置詞 | 句動詞・イディオムの前置詞を問う問題が毎年登場 |
| 接続詞・副詞 | whetherとifの使い分け、複合関係詞なども出題 |
| 受動態・使役動詞 | lay/lieの活用、使役構文など形が複雑なものに注意 |
ここに注意!
第1問は「知っていれば解ける」問題が大半です。
難問はほとんど出ませんが、準動詞の使い分け(to不定詞 vs 動名詞)や、lay / lie / laid などの不規則活用は、うっかりミスが起きやすい箇所です。
繰り返し練習して正確な知識を定着させましょう。
具体的な対策法
基礎文法の徹底理解
まず大切なのは、暗記に頼らず「なぜそうなるのか」を理解することです。
たとえば、「too…to〜(〜するには…すぎる)」の構文や、「used to / be used to」の違いは、2019年・2024年など複数の年度で出題されています。
構文の意味と形をセットで覚えましょう。
過去問で「よく出るパターン」を掴む
7年分の過去問を繰り返し解くことで、出題者が好む文法項目が自然と見えてきます。同じ項目が繰り返し出題されるため、過去問演習は非常に効率的な学習法です。
【第2問】英会話文の傾向と対策
第2問は、2人の登場人物によるダイアローグ(対話文)の空所に適切な発言を選ぶ形式で、5問構成(各6点)です。
配点が高いため、ここで取りこぼしをすると得点が大きく下がります。
過去問のテーマ一覧
7年分の会話テーマをまとめると、日常生活に密着したシーンが多く選ばれていることがわかります。
| 年度 | 会話テーマ |
|---|---|
| 2025年 | 洗濯の日米文化の違い |
| 2024年 | 花言葉(ユリの花束) |
| 2023年 | 高校での部活選び |
| 2022年 | 映画の誘い(ホラー映画) |
| 2021年 | 七夕まつりの由来 |
| 2020年 | 空港での見送り・別れ |
| 2019年 | アパートの問い合わせ |
日本の文化や行事が話題になるケースが多いという特徴があります。
七夕・花言葉・洗濯の文化差など、日本独自の話題を英語で読み解く力が求められています。
会話特有の「決まり文句」を覚えよう
英会話文では、日常的なやりとりの定型表現(フレーズ)を知っているかどうかが得点を左右します。下記のような表現は優先して覚えておきましょう。
優先度の高い頻出会話フレーズ
- 感謝・返礼: “Don’t mention it.” / “Thank you for everything.”
- 提案・誘い: “Why don’t we〜?” / “How about〜?”
- 聞き返し: “I beg your pardon?” / “What do you mean?”
- 話題転換: “By the way,” / “Speaking of which,”
- 確認・念押し: “Are you sure?” / “I see.”
- 別れ際: “See you soon.” / “Give my regards to〜.”
読み方のコツ:「流れ」で正答を見極める
第2問の選択肢は、表面的な意味だけ見ると正解に見えるものが複数含まれていることがあります。
そのため、会話全体の流れと前後の文脈を丁寧に確認することが大切です。
特に「その発言の後、相手がどのように反応しているか」を見ると、正解を絞り込みやすくなります。
【第3問】長文読解の傾向と対策
第3問は試験全体の50点を担う最重要パートです。
500〜700語程度の英文を読み、問1〜問8に答える形式で、問の内容は多岐にわたります。
ここで安定した得点を確保できるかどうかが、合格の鍵と言っても過言ではありません。
過去7年間の長文テーマ
| 年度 | テーマ |
|---|---|
| 2025年 | 宇宙探索・NASA・火星移住 |
| 2024年 | 日常のルーティンと幸福論 |
| 2023年 | 盲導犬の育成プログラム |
| 2022年 | バイリンガル夫婦の言語生活 |
| 2021年 | ヘレン・ケラーの生涯 |
| 2020年 | 月・宇宙開発の現状 |
| 2019年 | 水資源と水質汚染 |
テーマは「科学・自然・社会」「人物・伝記」「日常生活・文化」の3つのカテゴリに分類できます。
いずれも医療・看護と直接関係するトピックではありませんが、論説文・説明文・エッセイなど、書き言葉のしっかりした英文が選ばれています。
問題タイプ別の傾向と対策
問1:語彙問題(下線語の意味)
本文中の下線が引かれた英単語の意味を4択で選びます(各2点・5問)。
正確な意味を知らなくても、文脈から類推できるケースも多いですが、文脈が複雑な場合は語彙知識が決め手になります。
「recovery(回復)」「institution(施設)」「demonstrate(示す)」など、やや難度の高い単語が出題されます。
日頃から語彙帳を活用し、単語を意味だけでなく「文の中でどう使われるか」で覚えるようにしましょう。
問2:空所補充(前置詞・接続詞)
本文中の空所に適切な前置詞や接続詞を入れる問題です(各2点・5問)。「by / until / at / in」などの前置詞、「also / not only…but also」などの表現が問われます。熟語・慣用句レベルの前置詞の知識が必要です。
問3:指示語の内容把握(代名詞のさすもの)
本文中に登場する「It / This / They / These」などの指示語が何を指しているかを選ぶ問題です(各3点・2問)。
この問題は「前の文を丁寧に読む」だけで正解できますが、焦ると前後を見間違えるリスクがあります。
指示語が出たら必ず立ち止まり、前の文に戻る習慣をつけましょう。
問4・問5:語句整序(並べ替え)
5つの語・語句を正しい順に並べ替え、「3番目にくる語」を選ぶ形式です(各3点・2問)。
完全な並べ替えを求められるわけではなく「3番目だけ」を答えればよいため、全体の文構造を把握することが大切です。
「tend to leave me feeling(〜な気持ちにさせがちだ)」「would take thousands of years to travel(移動するのに数千年かかる)」のような複雑な構造が出題されます。
問6・問7:「本文に合わないもの」選択
下線部の内容として本文に「あてはまらないもの」を選ぶ問題です(各3点・2問)。
「含まれるもの」ではなく「含まれないもの」を選ぶため、本文の対応箇所を必ず確認してから答えましょう。正確に本文を読み取る力が求められます。
問8:内容一致問題(英語での問答)
本文の内容に合うように英文の空所を補う問題です(各4点・3問)。
配点が最も高く、本文全体の理解が問われます。 問いの主語・時制・具体的な根拠を本文の中で見つけてから回答する習慣をつけることで、誤答を防げます。
長文読解で差がつくポイント
「なんとなく合っていそう」という感覚で選ぶと、巧みに作られた誤答の罠にはまります。
特に問8の内容一致問題では、「本文に書いてあること」と「書いていないこと(推測・拡大解釈)」の区別を徹底することが大切です。
解答するたびに「この根拠は本文のどこにあるか」を確認する習慣をつけましょう。
長文読解のおすすめ解き方
限られた試験時間の中で長文を効率よく読むには、戦略的なアプローチが必要です。
- 先に設問をざっと確認する:何を問われているかを把握してから本文を読むと、必要な情報に集中できます。
- 段落ごとの「トピックセンテンス」を掴む:各段落の最初の1文がテーマを要約していることが多いので、そこを軸に読み進めます。
- 指示語・接続詞をマークしながら読む:「however(しかし)」「therefore(したがって)」「in other words(つまり)」などが出たら意識を高めましょう。
- 語彙問題は文脈推測も使う:単語がわからなくても、前後の内容から意味を推測できることも多いです。
合格に向けた学習スケジュール
この試験で合格点を確保するためには、試験日の6ヶ月前からの計画的な準備が最も効果的です。
仕事や生活と両立しながら勉強する場合も、「何をいつまでに仕上げるか」というスケジュール感を持つことで、学習の質が大幅に上がります。
早めの対策が合否を決める
この試験は、難問よりも「正確に・素早く・確実に」解く力を問うものです。
ブランクがある方や勉強習慣が途切れている方ほど、試験直前の詰め込みでは間に合いません。
英語は積み重ねの科目だからこそ、早い段階から毎日少しずつ触れることが最も重要です。
試験6〜5ヶ月前|リハビリ期「英語に触れる習慣を取り戻す」
中学〜高校基礎レベルの文法テキストを1冊用意し、1日15〜20分、無理なく読み進めます。
「長い文章を読む体力」を戻すことが目標です。
英語の歌や短いニュース音声を聞くのも効果的です。
この時期に焦って難しいことをやる必要はありません。
試験4〜3ヶ月前|知識定着期「文法・語彙を体系的に固める」
第1問で頻出する文法項目(準動詞・関係詞・時制・仮定法)を重点的に復習します。
語彙は「高校英語必修単語1000語」レベルを目安に、単語帳を毎日回しましょう。
英会話表現(第2問対策)もこの時期からインプットを始め、定型フレーズをノートにまとめます。
試験2〜1ヶ月前|実戦演習期「過去問を時間を計って解く」
この試験の7年分の過去問を繰り返し解きます。
50分の制限時間を守ることで、本番のペース配分を体に覚えさせましょう。
間違えた問題は必ず根拠を確認し、同じミスを繰り返さないよう弱点ノートを作るのがおすすめです。
長文は毎日1本読む習慣をつけると、読解スピードが上がります。
試験2週間前|仕上げ期「弱点補強と本番シミュレーション」
新しいことに手を出さず、これまでやってきたことの復習に集中します。
特に間違えた問題・苦手な文法項目を重点的に見直しましょう。
また、試験と同じ時間帯で過去問演習を行うと、当日の緊張が和らぎます。
隙間時間を活用した学習法
社会人や主婦の方が英語の勉強時間を確保するには、「まとまった時間」に頼らない工夫が必要です。
完璧主義を捨て、隙間時間の密度を上げることを意識しましょう。
- 通勤・移動中(5〜10分):単語帳アプリで語彙チェック。1日10〜15語のペースで着実に積み上げましょう。
- 昼休憩(10〜15分):過去問の英会話文を1題解く。採点まで含めて完結させると充実感が得られます。
- 入浴・家事中(10〜20分):英語のリスニング音声を「ながら聞き」。英語耳を育てる効果もあります。
- 就寝前(5〜10分):その日に間違えた問題を1問だけ見返す。寝る直前の復習は記憶定着に効果的です。
さいごに
国立病院機構附属看護学校(西日本)の英語試験は、7年間を通じて試験構成・出題形式・難易度の水準が非常に安定しています。
これは受験生にとって大きなチャンスです。
傾向が明確に把握できているため、しっかり準備すれば確実に得点できる試験です。
大切なのは、英語力を「特別な才能」とみなすのではなく、「積み重ねて身につくスキル」として捉えることです。
中学・高校で一度学んだ英語の記憶は、意外なほど早く蘇ります。
試験まで残り時間がどれくらいあるかにかかわらず、今日から始めることが、合格に最も近い行動です。
この記事で紹介した傾向を手がかりに、毎日の学習を積み重ねて、合格を確かなものにしていきましょう。

安井玲音
看護専門予備校アイプラスアカデミー 専任講師。 出願書類(志望理由書)添削・小論文・面接指導を専門とし、年間1000本以上の添削を担当。 今年度、担当した全受講生を志望校合格へと導く。 単なる文章の添削ではなく、看護師としての適性を引き出し、採点官に響く「合格答案」の作成を徹底サポート。
【監修】松田 勇一(ディレクター) 朝日新聞グループ運営「マイベストプロ愛知」にて、厳正な審査を通過した教育の専門家。 本記事は、25年以上の大学受験指導キャリアを持つディレクター・松田の監修に基づき、最新の入試データと指導実績を反映して作成されています。
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同時期に教材の発送や指導の準備が可能になるため
全コース入会金(22,000円)を無料とさせていただきます!
キャンペーン期間:2026年5月1日(金)〜2026年5月31(日)
入会時に必要となる費用一覧
都立社会人入試対策コース/社会人入試対策コース(3科目)/一般入試対策コース(3科目)
通常価格:79,200円 → キャンペーン価格:57,200円※
社会人入試対策コース(2科目まで)/一般入試対策コース(2科目まで)
通常価格:73,800円 → キャンペーン価格:51,800円※
※クレジットカード決済の場合(自動口座振替をご希望の場合はもう1ヶ月分の受講料が入会時に必要となります。)
