こちらの記事では、北海道・東北・関東・甲信越エリアの国立病院機構附属看護学校を目指す受験生のために、過去8年分(2018年〜2025年)の過去問を徹底的に精査・分析し、その本質的な傾向をまとめたものです。
東日本の英語入試は、単なる暗記量ではなく「文構造を論理的に見抜く力」と「膨大な情報を時間内に処理する実戦力」を厳格に求めています。
西日本グループと比較しても、英文構成の正確性や時事的な読解力がより強く問われる傾向にあり、中途半端な知識では太刀打ちできない「質の高い基礎力」が合格の鍵を握ります。
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試験の全体像と戦略的ボーダーライン
東日本グループの試験は、看護職に不可欠な「冷静な判断力」と「正確な情報の伝達能力」を測る場として、長年安定した形式を保っています。
制限時間:50分
1分1秒を争う極めてタイトなスケジュールです。
1問にかけられる時間は、文法問題で約30秒、長文の1設問で約1分半〜2分程度しかありません。
この「時間的プレッシャー」をコントロールできるかどうかが、実力発揮の分岐点となります。
満点:100点
全問マークシート方式。配点は大問ごとに固まっており、1問の重みが大きいため、ケアレスミスは命取りになります。
合格ライン:65%〜75%
標準的な難易度の年度であれば、この範囲が目安となります。
しかし、東京医療センターなどの上位人気校を志望する場合、あるいは他教科(数学や国語)に不安がある場合は、英語で85%以上の高得点を確保し、安定した貯金を作っておく戦略が非常に有効です。
出題の安定性
過去数年、大問の構成や難易度に大きな変動はありません。
これは「過去問演習の質」がそのまま本番の得点に直結することを意味しており、傾向に基づいた対策を徹底した受験生が圧倒的に有利になります。
詳細な大問構成と戦術的な時間配分
| 大問 | 内容 | 配点(目安) | 回答時間(目安) | 難易度と重要性 |
|---|---|---|---|---|
| 第1問 | 英文法・語彙 | 20点(2点×10問) | 5分 | 瞬発力: 基礎知識。悩まずに解く即答力が必須。 |
| 第2問 | 整序問題(並べ替え) | 15点(3点×5問) | 10分 | 思考力: 最大の壁。構文を組み立てる正確性が命。 |
| 第3問 | 対話文補充 | 15点(2.5点×6問) | 7分 | 状況判断: 定型表現と前後の文脈を読む力。 |
| 第4問 | 長文読解 | 50点(設問多数) | 28分 | 処理能力: 速読速解。内容一致と空所補充。 |
大問別・徹底深掘り分析
第1問:英文法・語彙 ― 正確な知識と論理的根拠
10問の4択問題で構成されます。「なんとなくこの響きが良い」という感覚的な選び方では、巧妙に仕組まれた「ひっかけ」に捕まります。
- 頻出パターンの深掘り
- 紛らわしい動詞の活用:
lay(〜を横たえる・他動詞)とlie(横たわる・自動詞)の区別、rise(上がる)とraise(〜を上げる)の使い分けは頻出です。これらは看護記録などでの「正確な事象記述能力」を見ている可能性があります。 - 仮定法と時制の不一致:
If it hadn't been for...(あの時〜がなかったら)のような過去完了を用いた仮定法は、過去の事例から学ぶ医療職の思考を反映しています。 - 準動詞の識別:
remember to do(〜することを覚えている)とremember doing(〜したことを覚えている)の使い分けや、stop to do(〜するために立ち止まる)とstop doing(〜することをやめる)の違いは頻出です。
- 紛らわしい動詞の活用:
- 攻略のポイント:文法事項を暗記するだけでなく、「なぜこの選択肢が正解で、他が間違いなのか」を文法用語を使って説明できるまで基礎を磨き上げる必要があります。
第2問:整序問題(並べ替え) ― 構文把握能力の真剣勝負
日本文に合うように5〜6語のパーツを組み合わせる、東日本グループ特有の「難所」です。
- 失点のリスクと配点の怖さ:2番目と4番目にくる語の組み合わせを選択します。最大の特徴は、1箇所でも順序を間違えれば2番目と4番目の両方がずれてしまい、完答以外は0点になるという厳しさです。
- 狙われやすい重要構文の具体例:
- 形式主語・目的語:
It takes [人] [時間] to do(〜するのに時間がかかる)、find it difficult to do(〜するのが難しいとわかる)。 - 強調・制限:
All I have to do is wait.(私は待ちさえすればよい)。 - 比較の最上級書き換え:
No other student in the class is as smart as her.(クラスで彼女ほど賢い生徒はいない)。 - 使役・知覚:
make myself understood in English(自分の英語を理解してもらう)。
- 形式主語・目的語:
- 対策アドバイス:いきなり選択肢を並べようとせず、まず日本文から「誰が(S)どうする(V)」を特定し、文の骨組みを作ってください。次に、接続詞や関係代名詞などの「つなぎ役」を配置し、最後に修飾語(形容詞・副詞)をはめ込む手順を徹底しましょう。
第3問:対話文補充 ― 文脈の論理性とコミュニケーション力
日常生活や社会的な議論についての対話を完成させる問題です。看護職に求められる「相手の意図を汲み取る力」が試されます。
- 場面設定の多様化:「アパートの契約」や「駅での道案内」といった実用的な場面から、「AIの進化に対する懸念」といった抽象的なトピックまで多岐にわたります。
- 覚えておくべき重要フレーズ
- 謝罪・弁明:
I didn't mean to ignore you.(無視したわけじゃないんです) - 依頼・許可:
Would you mind if I...?/Of course not.(気にしませんよ=いいですよ) - 慣用表現:
There's no accounting for taste.(好みは人それぞれだ)、Don't mention it.(どういたしまして)。
- 謝罪・弁明:
- 攻略のコツ:「Aが何を問い、Bがそれに対して肯定したか否定したか」という対話の方向性(ベクトル)を捉えることが重要です。前後の発言の「時制」や「人称」が一致しているかを確認するだけで、正解を絞り込めることが多々あります。
第4問:長文読解 ― 看護・社会・科学の時事テーマ
500〜700語程度の長文が1〜2題出題されます。医療への関心を高めるような教養的・時事的なテーマが厳選されています。
- 近年の出題テーマとその背景
- 2025年度:『デジタルデトックス』。スマホ依存が子供の成長や睡眠に与える悪影響。デジタル社会における自己管理能力を問う、極めて現代的なトピックです。
- 2024年度:『気象病』。気圧や湿度の変化が自律神経に及ぼす影響。患者の「なんとなくの不調」を科学的に捉える視点が求められています。
- 2023年度:『量子コンピュータ』。最先端科学への関心と、日本が直面する国際競争。
- 設問の構造
- 同意語選択: 下線部の語句に最も近いものを選ぶ。これは語彙力の直接的な対決です。
- 内容一致: 4つの選択肢の中に「本文の一部だけ正しいが、結論が違う」という巧妙なひっかけが混じっています。
- 空所補充: 文脈を整える接続副詞(
However,Therefore,Moreover)の使い分けが重要です。
合格を確実にする「実戦」の3ステップ対策
ステップ1:構文・文法の「論理的習得」
第2問の整序問題で落とすことは、合格から遠のくことを意味します。
- 『Next Stage』や『Vintage』の「構文編」と「文法編」を、正解を暗記するのではなく「なぜこの語順になるのか」を解説できるまで完璧にしてください。
- 特に「比較の書き換え」「関係詞の制限用法・非制限用法」「否定構文」は重点的に。
ステップ2:医療・科学系キーワードの語彙ストック
長文読解で時間を短縮する最大の武器は、背景知識を支える語彙力です。
- 医療系:
surgery(手術)、symptom(症状)、blood vessel(血管)、fatigue(疲労)、autonomic nervous system(自律神経系)。 - 社会・論理系:
dependency(依存)、digitization(デジタル化)、eliminate(除去する)、evaluate(評価する)、perspective(視点)。過去問に出てきた専門的な単語は、すべて「医療従事者の一般常識」として暗記しましょう。
ステップ3:50分の時間配分シミュレーション
50分という時間は、問題をじっくり吟味している余裕はありません。
- 最初の20分:第1問から第3問を終わらせる。ここでは迷う時間を最小限にし、第2問に時間を残します。
- 次の25分:第4問(長文読解)に取り組む。まず設問を読み、何を読み取るべきか(指示語の内容か、全体の内容か)を明確にしてから本文をスキャンします。
- 最後の5分:マークミスや人称の見落としがないかを確認する。
さいごに
国立病院機構(東日本)の英語入試は、地道に努力を積み重ねた受験生を裏切らない、誠実な試験です。
ここで問われている力は、単に英語ができるかどうかだけではありません。
短い時間の中で正確に情報を読み取り、ミスなくアウトプットする能力と看護の現場で患者の命を守るために必要となる「正確性」や「判断力」そのものです。
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安井玲音
看護専門予備校アイプラスアカデミー 専任講師。 出願書類(志望理由書)添削・小論文・面接指導を専門とし、年間1000本以上の添削を担当。 今年度、担当した全受講生を志望校合格へと導く。 単なる文章の添削ではなく、看護師としての適性を引き出し、採点官に響く「合格答案」の作成を徹底サポート。
【監修】松田 勇一(ディレクター) 朝日新聞グループ運営「マイベストプロ愛知」にて、厳正な審査を通過した教育の専門家。 本記事は、25年以上の大学受験指導キャリアを持つディレクター・松田の監修に基づき、最新の入試データと指導実績を反映して作成されています。
