看護学校の社会人入試ってどんな試験？

2023年4月13日

近年、社会人入試を利用して看護学校に入学しようとする社会人の方が増加しています。

社会人経験を経たことで得られた対人関係の構築や日常生活でのコミュニケーション能力は、看護師においてとても重要なスキルです。

また多様性のある社会人経験者は、共に学ぶ学生たちに対し模範的な存在となり、周囲に刺激を与える存在として期待されています。

看護学校では社会人経験のある志願者が受験しやすいよう、準備の負担が軽い内容の入試を実施しています。

それが社会人入試です。

こちらの記事では、看護学校の受験を考えはじめたばかりの主婦・社会人の方たちの役に立つ、社会人入試の内容と特徴などについて紹介していきます。

看護学校の社会人入試とは？

社会人経験のある志願者が受験しやすくするための、看護学校の入試方式です。

基礎学力のみで合否を決めるのではなく、将来看護師になるのに相応しい考え方や経験を持ち、入学後も意欲的に学習する意欲のある社会人や主婦を評価するための試験です。

勉強から離れて時間が経っている社会人経験者は、数学・英語の受験では学び直しが必要となります。そこで小論文や国語など、準備の負担が軽い内容の試験を実施し、「学びたい」という社会人経験者の思いに応えることが社会人入試の目的です。

多くの看護学校が、9月から11月頃に社会人入試を実施しています。

2次、3次募集のある看護学校では、1月頃まで社会人入試を行なっている場合もあります。

一般入試が約2〜3倍なのに対して、社会人入試は約5〜10倍、高いところでは20倍を超える学校もあります。

ほとんどの看護学校で社会人入試の募集人数は若干名となっているため、どうしても倍率が高くなってしまいます。

小論文・面接のみの看護学校が多くなっています。

看護学校によっては、高校卒業程度の一般教養問題や、基礎学力テストを行う学校もあります。

看護学校の入試には社会人入試と一般入試があり、試験内容と募集人数が大きく異なります。

現在お仕事をされている社会人や主婦の方が、合格しても入学までの準備期間が取れるように早めの時期に試験を実施する場合がほとんどです。

	社会人入試	一般入試
受験資格	高卒以上の社会人経験者学校によって「社会人経験○年以上」と決められている場合があるので注意が必要！	高卒以上
募集人数	若干名	数十名
倍率	約5〜10倍中には20倍以上になる看護学校もあります！	約2〜3倍
試験の時期	9月〜11月ほとんどの学校では年1回のみ実施しています。	1月〜3月複数回実施する学校もあります！
試験科目	小論文国語一般常識など	国語数学英語など