社会人の看護学校受験専門スクールのアイプラスアカデミーによる「主婦・社会人のための看護学校進学のススメ」です。毎年全国の社会人の看護学校への合格者を出している看護学校受験対策専門スクールならではの情報量で、主婦・社会人の皆さんの看護学校進学についての最新の情報をご紹介します。
近年、社会人から看護師を目指す方が増えています。
また、男性の社会人の方も看護学校へ進学されている方も増えています。についても増えてきているのが
どうやってなるの?
費用は?
社会人でも大丈夫かな?
こちらのページでは、そんな疑問や不安を、わかりやすく説明いたします。
目次
社会人から看護師になるメリットは大きい

看護師資格はメリットがいっぱい!だから人気。
安定した収入
最大のメリットとして、収入の安定があげられます。
専門職なので、一般の職業より高めの月給を望むことができます。
働きやすい条件
看護師が働く場所は病院やクリニックだけではありません。
保育園や介護施設、企業など。
必要とされる環境はたくさんあります。
つまり、自分が働きたい時間や条件に合わせて仕事を探せるのです。
再就職しやすい
看護師は、場所や職種にとらわれずに働くことができる、どこでも必要とされる資格です。
そして一度資格を取得したら、安定して仕事に就ける職業でもあります。
妊娠・出産・介護などで仕事を辞めても再就職しやすいという点は、女性に人気が高い理由の一つです。
将来、もしご両親に介護が必要になった時に、不安なく対応できるというのも看護師資格の強みです。
- 平均より高く、安定した収入を得られる
- 希望条件に合った仕事を探しやすい
- 場所・職種にとらわれないので再就職に有利
社会人が看護師になるのは大変?今からでも目指せる?

看護師資格の取得には年齢制限がない
社会人から看護師を目指すにあたって、気になるのが「年齢」。
指定の教育課程を修了したら誰でも国家試験を受験することができるので、看護師の資格取得には年齢制限はありません。
思い立った時がはじめどき!
周りは若い看護師ばかりで働きにくいかも…。という心配もいりません。
平成29年度に看護学校に入学した40歳以上の学生は10年前の約3倍に増えています。
看護師は再就職に有利な職種なので、ご家族の転勤や妊娠・出産で仕事を辞める機会がある女性が積極的に取得しています。
ナースセンターとハローワークが連携して就職をサポート
政府も社会人経験者の看護師育成に前向きであるため、ハローワークがナースセンターと連携して、就職を積極的に支援しています。
ナースセンターは厚生労働省や各都道府県から指定を受けて運営いる組織で、職業の紹介や、相談員を中心としたきめ細やかな就業相談の他、様々な理由で一時的に仕事から離れて復職に不安がある人の、再就業支援研修を無料で行っています。
ナースセンターはハローワークが連携して、以下のようなサポートを積極的に行っています。
- ハローワークとナースセンターでの求人の共有
- 看護師資格についての相談
- 看護師の再就職の支援
厚生労働省も就職をバックアップ
厚生労働省は地域医療を支える医療機関における人材確保を促進するために、
医師・看護師・医療人材の求人情報サイト「医療のお仕事 Key-Net」
を開設して、看護師をはじめとする医療従事者の就職と医療機関の人材確保をバックアップしています。
詳しくは、医師・看護師・医療人材の求人情報サイト「医療のお仕事 Key-Net」について(厚生労働省HP)をご確認ください。
- 資格取得に年齢は関係ない!
- 今は40歳以上で看護師になるのは珍しくない。
- 就業や復職のサポートが受けられる。
社会人が看護師になる方法は?

看護師になる方法には、正看護師と准看護師があります。
医療機関で看護師として働くには、どちらかの資格が必要です。
正看護師と准看護師の違いは?
正看護師とは
正看護師になるには、看護専門学校や看護短期大学に進学し国家資格を取得します。
ほとんどの学校が昼間部のため日中の仕事との両立は難しく、会社を辞めて進学する必要があります。
看護専門学校の入試問題は、高校1年生程度の内容となっており、社会人でも働きながら合格を目指せるレベルです。
また、社会人には受験科目を少なくし、受験しやすくしている学校もあります。
准看護師とは
准看護師は、各都道府県知事発行の免許を取得します。
准看護師養成所(准看護学校)で2年間(夜間定時制の場合は3年)勉強し、卒業すれば受験資格を得られます。
准看護学校は、定時制のため、社会人の方が働きながらでも卒業まで通学が可能です。
中学校卒の資格で准看護学校を受験できますので、最終学歴が中学卒の方でも看護師を目指すことができます。
准看護学校の入試も中学卒業程度の内容となっています。
ただし、正看護師とは仕事内容などに少し違いがあり、求人数や給与、昇進などの面から見ると正看護師の方が有利といえます。
また、定時制だからといって准看護学校の学費の方が安いわけではないため、看護専門学校へ進学した方が学費が安く済むこともあります。
正看護師と准看護師の比較
正看護師 | 准看護師 | |
主な進学先 | 看護専門学校・短大・大学 | 准看護学校 |
卒業までの期間 | 3年 | 2年 (夜間定時制の場合は3年) |
課程 | 全日制 | 定時制 |
メリット | ・3年間で正看護師の資格取得が可能 ・看護専門では社会人が増えてきている | ・定時制のため働きながらでも通学できる ・学生の大半が社会人 |
デメリット | ・全日制で3年間朝から夕方まで授業がある →働きながら通うのは負担が大きい | ・正看護師になるには通常5年かかる ・准看護学校は少なくなってきている |
- 正看護師は3年・准看護師は2年で受験資格が得られる
- 正看護師は全日制・准看護師は定時制の学校に通う
- 准看護学校も看護専門も社会人が働きながら合格を目指せるレベル
- 同じ看護師資格だけど、いろいろな面で正看護師の方が有利。
以上のことから、将来性や各学校への通いやすさなどから、ライフスタイルや将来のビジョンに合わせた方を選択することをオススメします。
社会人が看護師になるのに必要な費用は?

進学する各学校によって授業料などは変わってきますが、
各自治体や病院が設けている奨学金制度や給付金を利用して、経済的負担を軽くすることもできます。
看護学校は奨学金や給付金制度が充実しています!
看護学校は奨学金や給付金制度が充実しており、経済的な負担をかなり軽減することができます。
利用できる奨学金は3種類
- 日本学生支援機構による奨学金
- 都道府県や市町村による奨学金
- 各病院による奨学金
1は学力等の審査があり、看護学生に限らず全ての学生に適用されます。
2.3は看護学生のみに給付されます。卒業後の就職先が限られる場合があります。
奨学金には貸与型と給付型があり、申し込み方法や資格、選考基準がそれぞれ異なります。
しっかり調べてから申し込みましょう。
社会人向けの給付金制度
また、社会人経験者に向けた「教育訓練給付金」もあります。
これは「働く人の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする。」
つまり、働きたい人・能力を高めたい人を応援します。という国の制度です。
初めて専門実践教育訓練を受講する人で、対象になるのは
- 45歳未満
- 退職から1年以内に受講を開始する
- 通信制・夜間制は対象外
これに該当する人です。
看護師はその資格がないと働けない「業務独占資格」なので、専門実践教育訓練給付金の支給対象になります。
在学中の3年間は給付が受けられますので、退職後も不安を感じることなく生活できます。
- 学費は看護学校により大きく異なる
- 日本学生支援機構や都道府県市町村の奨学金もある
- 医療法人が運営する看護学校では独自の奨学金制度があるところも多い
- 社会人経験者は教育訓練給付制度も利用できる
なお、各都道府県の看護専門学校の学費をもとにしたオススメランキングを以下でご紹介しています。

社会人から看護師になるにはどうすればいいの?まとめ
- 看護師は安定した収入と就職のしやすさなどメリットがいっぱい
- 看護学校に入学した40歳以上の学生は10年前の約3倍!年齢を気にする必要はありません
- 正看護師と准看護師でライフスタイルやビジョンに合う方を目指せる
- 看護学校は奨学金や給付金も充実しているから経済的負担を軽くできる
これだけの条件がそろっているので、意欲さえあればいますぐにでも挑戦しましょう!
以上のように、メリットたくさんの看護師資格は、いつ取得しても「遅すぎる」ことはありません。
就業や復職の支援も充実していますので、ぜひ挑戦してください!
安定した生活、やりがいのある仕事は、あなたの努力で手に入れられます!