社会人が看護学校の入試で受験ができるのは社会人入試と一般入試です。
こちらの記事では、看護学校の受験を考えはじめたばかりの主婦・社会人の方たちの役に立つ、社会人入試の内容と特徴などについて紹介していきます。
目次
看護学校の社会人入試とは?どんな内容?
看護師になるには、看護専門学校や大学などで必要な教育課程を終了してから看護師国家試験に合格しなくてはいけません。社会人から看護師を目指す場合も同様です。
ほとんどの看護学校は、社会人入試の試験科目を小論文と面接としています。学力を必要としないため、勉強から長年離れている社会人にもハードルが低く挑戦しやすい入試であるといえますね!
看護学校の社会人入試と一般入試
看護学校の入試には社会人入試と一般入試があり、試験内容と募集人数が大きく異なります。
社会人入試は社会人経験のある人が出願できる入試です。社会人経験○年以上と決められている看護学校
ありますので、事前に要項をしっかり確認しましょう。
募集人数は若干名のところが多く、受験科目も小論文・面接のみのところがほとんどのため必然的に倍率が高くなります。試験の期間は9月から11月までの学校が多いです。
一般入試の試験の期間は1月から3月くらいまでの学校が多く、試験は学力テストと面接が行われることが多くあります。学校によっては、1期.2期など複数回、試験を実施されることもあります。
学科試験について
社会人入試ではあまり実施されない学科試験ですが、一般入試では、ほとんどの学校で実施されます。
一般的な試験科目は、国語・数学・英語など。生物・化学などがあったり、一部の科目が無い場合もあります。
社会人入試でも学科試験がある場合がありますので、自分の志望校はどうなのか?早めにリサーチすることで、志望校に合わせた勉強を進めることができます。
志望校の受験科目を確認し、基礎学力はもちろん、過去問題を参考にしながら関連問題・応用問題なども勉強しておく必要があります。
小論文について
社会人入試で多く実施されているのが、小論文です。一部ですが、一般入試でも実施する学校もあります。
「小論文」と聞くと難しそうなイメージですが、考えをまとめると意外と書きやすくなります。文章を書くのが苦手な人は、何回も書いて慣れることが必要です。
看護学校の入学試験の小論文は、出題されたテーマに沿って400字以内で書くことが多いです。よく出題されるのは、「医療・看護」や「自分自身」「社会問題」など。
書き方のルールを理解し、正しい言葉と豊富な知識で論理的に書くことが、高得点につながります。
いろいろなテーマで書くトレーニングをし、苦手意識を無くしておきましょう。

面接について
社会人入試・一般入試の両方で実施されるのが、面接です。特に社会人入試では重要視される重要な試験です。
看護学校の面接は大きく分けて個人面接・集団面接があります。
面接のポイントは、印象です。服装や話し方、マナーはとても大事です。
どちらの場合も、準備した答えの丸暗記ではなく、質問されたことに自分の言葉で答えられるようにしておくと、自信を持って面接を受けられます。

入学試験科目の例
- 社会人入試…国語総合(古文・漢文除く)、小論文、面接
- 社会人入試…国語総合(古文・漢文除く)、数学Ⅰ、面接
- 社会人入試…小論文、面接
- 社会人入学試験…国語、数学Ⅰ、面接
- 社会人入学試験…一般教養試験(国語)、小論文、面接
看護学校の社会人入試は狭き門。でもチャンスはある!
看護学校の社会人枠は人数が限られていて、とても狭き門です。
しかしほとんどが小論文と面接の対策で受験できますので、ぜひチャレンジしましょう!
もし不合格でも、一般受験を受けることができます。前もって一般入試の対策もしておくと準備万端です!
面接と小論文が非常に重要
看護学校の入試には、必ずといって良いほど小論文と面接があります。
それはなぜでしょうか?
小論文では、自分で考える、自分の考えを的確に表現することができることを評価されます。
面接では、直接話すことであなたの人間性、適応力などを判断されます。
それらは全て看護師として非常に大切なので、判断材料となる小論文と面接が重要視されるのです。
社会人経験をもとにした受け答え
面接では、「なぜ今看護学校を受験するのか?」や「看護師の仕事を理解しているか?」など変化球のような質問をされることもあります。
核心をつく質問だからこそ、的確な返答をして高評価を得るチャンスです。
論理的な文章
社会人は他の学生より経験も知識も豊富です。
その強みを生かして、魅力的で論理的な小論文を書くことができたら、きっと高得点を得られます。
面接と小論文は重要
社会人経験を生かして、小論文と面接では高得点を狙いましょう!
そこで他の学生より優位に立てる可能性があります。
社会人だからこその柔軟な考え方や、経験で得たコミュニケーション能力などは、看護師に必要なことです。
看護師に求められるものは何か、どうして看護師になりたいのか、自分のどこが活かせるかを考えると、自分の武器が見えてきますよ。
看護学校の社会人入試の対策はどうすればいい?
看護学校のリサーチや志望校決定など早めに動くと、ムダな勉強をせずに受験勉強に集中することができます!
社会人は、社会人入試と一般入試の両方を受けられます。つまり、計画を立てて試験科目・小論文・面接の対策をしておけば、両方の試験に備えられるということです!
チャンスを生かして、合格を目指しましょう!
看護学校の社会人入試の受験を考えている人は、こちらの記事もぜひご確認ください!
