社会人から看護学校への進学は、キャリアチェンジの大きな決断です。今回は、進学を考えている人が知っておくべき情報をスケジュール感、知っておくべきこと、準備物に焦点を当てて紹介します。
目次
看護学校を受験するうえでのスケジュール感
社会人から看護学校へ進学する前に必ずやることがあります。
それは「入試」です。
進学にあたって避けて通れないですよね。
そして、その入学試験を受ける前に知っておきたいことは入試までのスケジュール感です。
自身の受けたい学校の入試はいつ行われるのか、自分が選んだ入試方法の試験日はいつなのか把握をしておくことで「仕事をしながら」「子育てしながら」の中でも抜かりない準備ができるようになります。
看護学校の入試はいつ行われる?
スケジュール感を知るために、まず知っておかないといけないことが入学試験の日程です。
試験日をゴールとして、そこから逆算して対策の計画を建てられるかどうかが合格に向けてのカギになると言えます。
また、スケジュール感に関しては看護学校ごとの差、入試方法でも異なってくるため、志望校がある程度絞れたら必ず入試日は把握をしておきましょう。
そうすることで、受験予定の看護学校に焦点を当てた受験勉強ができるようになります。
以下では社会人が受けられる社会人入試と一般入試のスケジュール感を記載しております。
社会人入試のスケジュール感
社会人入試は一般入試と比べると早くに始まり、基本的には年内に終わります。
- 出願:9月初旬〜10月中旬
- 入試:9月中旬〜11月中旬
※出願、入試の日程は各学校で異なるため受験校の日程は必ずチェックしておきましょう
東京都立看護専門学校の場合(2026年度入試)
項目 | 日程 |
出願期間 | 8月28日〜9月11日 |
一次試験 | 9月28日 |
二次試験 | 10月17日 |
一般入試のスケジュール感
一般試験は社会人入試と比較をすると試験日は遅く、多くのところでは年明けに試験を行います。
- 出願:12月末〜1月中旬
- 入試:1月上旬〜2月中旬
※出願、入試の日程は各学校で異なるため受験校の日程は必ずチェックしておきましょう
愛知県総合看護専門学校の場合(2026年度入試)
項目 | 日程 |
出願期間 | 2026年1月6日〜1月20日 |
入学試験 | 2026年2月5日 |
出願日程や入試日程に関しては各看護学校のサイト内の入試情報として検索をかけると出てくるため、学校情報を調べる際は忘れずに入試情報をチェックしておきましょう。
受験勉強をする際は合否が出るまでのゴールである試験日から逆算をして計画的に受験勉強をしていくことが効率的に学習を進める秘訣であり、合格に近づいていく方法になります。
社会人が看護学校に進学するうえでの確認事項
社会人が看護学校に進学するにあたって、知っておくべきことはたくさんあります。以下に看護学校へ進学するにあたって確認すべきことを紹介します。
学費
看護学校の学費は学校にもよりますが、高額になる傾向があります。
進学後の経済状況も考えて、奨学金制度や教育ローンの利用ができる学校かどうかを確認しておきましょう。
勉強時間
看護学校では授業や実習を通じて多くのことを在学中に学んでいきます。
知識や技術を身につけるためには日頃の予習復習の時間を設ける必要があります。
そのため、子育てをされている方は家事や育児の負担について必ず家族の方と相談をしておきましょう。
実習
看護学校では病院での実習が必須です。シフト制勤務になることもあります。実習の詳しいスケジュール感が学校ごとに決まっているのでオープンキャンパスに足を運んだ際に確認をしておくのが望ましいでしょう。
経済的負担
学費だけでなく、教科書代や実習着代、交通費など、さまざまな費用がかかります。
また、仕事をしていた時よりも収入は減ってしまうため、事前にしっかりと資金計画を立てましょう。
(番外編)家族の理解
社会人から看護学校へ進学するにあたって、家族の理解を得ること重要になります。
家族と話をする際には、受験勉強から入学後の生活まで事細かに伝えておきましょう。
看護学校受験に向けての準備
看護学校の受験に向けて以下の内容の物等を準備しておきましょう。
出願書類の準備
出願書類として必要なもので代表的なものは以下のものになります。
また、学校によって詳細な必要書類が異なってくるので、準備する際は必ず受験校の募集要項を確認し、記入が必要なものは記入例等を見ながら準備しておきましょう。
- 入学願書
- 就業証明書
- 卒業証明書
- 写真(直近3ヶ月以内のもの)
- 受験票
- 受験料支払いの証明(振替払込請求書兼受領書orご利用明細書)
- 志望理由書
- 返送用封筒or切手 等…
出願書類は入試を受けるにあたって必要不可欠なものです。
遅れてしまったり、不備があった際は受験ができなくなってしまうので、志望校が決まったら早めに書き上げて、各学校指定の提出期間に間に合うように余裕を持って準備をしておきましょう。
勉強道具の準備
試験を受ける際は勉強道具も忘れないようにしましょう。
試験前の時間は勉強ができる最後のチャンスです。
自身が必要なもののみで大丈夫ですが、単語帳や問題集、参考書、ノート、過去問などの勉強で使っていたものは持っておくと安心です。
その他必要なものの準備
その他にも持っていくことが必要なものは以下のとおりです。
- 受験票
- 筆記用具
- 時計
- 現金
中でも受験票は忘れてしまうと受験ができなくなってしまうので、会場に向かう前と到着後に必ず確認をしておきましょう。
今回は看護学校の受験・進学に向けて必要な準備について紹介しました。
看護学校への進学は決して簡単な道ではありません。
自分自身を取り巻く環境が大きく変わる機会になります。
不安なこともあるかもしれませんが、社会経験の中で準備の大切さを感じてきた皆さんであれば大丈夫です。
「最高のパフォーマンス」を生み出すための「最高の準備」をして受験、進学に臨んでいただければと思います。